水周りに虫が増えたら要注意！原因と対処法とは

お風呂や台所などの水周りに小さな虫が発生していることはありませんか？
もし、水周りに小さな虫が出てきたら要注意。
もしかすると、それはチョウバエかもしれません。
チョウバエは飛び回るのがうっとうしいだけではなく水回りで大量繁殖する可能性もあります。
そうなると家じゅう虫だらけになって大変なことに。
ですから、そうならないためにも虫が出る原因と対処法について知っておきましょう。

水周りに出てくる虫とは具体的にどういうもの？

水周りに飛び回る虫は「チョウバエ」と呼ばれています。
これは大きさが１ミリから４ミリぐらいで、色は黒っぽい小さいハエです。
このチョウバエが体に止まることで人体には特に被害はありません。
しかし、普段生活しているうえで周囲を飛び回ると気分が悪くなりますし、菌などを運んでくる可能性もありますので気をつけなくてはなりません。
また、チョウバエがふとした拍子に口や鼻から体内に入ると腹痛や下痢になってしまうことも。
そのため見つけたらすぐさま対処する必要があります。

チョウバエが発生する原因は？

チョウバエは、高温多湿で汚れている環境を好みます。
そのため、夏の暑い時期にお風呂場やキッチンの排水口に中途半端に残った食べ物のカスやヘドロが格好の発生源になります。
よく、お盆の帰省や夏休みの旅行から帰ってきたときに大発生することが多いのですが、これはチョウバエの生息環境に最も適しているからです。

チョウバエの退治方法とは？

もし、チョウバエが発生したらできるだけ早く退治したいですよね。
では、その退治方法を見ていきましょう。

・熱湯をかける
チョウバエは熱に弱いので、50度くらいのお湯をかければチョウバエの成虫・幼虫はもちろん撃退できますし、卵も壊せます。
そのためチョウバエの発生源にめがけてヤカンやポットで温めた熱湯をたっぷりかけるのが手軽で効果的です。
しかし、浴室や水周りがプラスチック製でできている場合はお湯の温度があまりにも熱すぎると変形等が生じる可能性もあるので注意が必要です。
お湯の温度はあくまで50度くらいにしておきましょう。

・カビ取り剤をまく
そして他にも、チョウバエを退治する方法のひとつにカビ取り剤を散布するというものがあります。
カビ取り剤はチョウバエに対して非常に効果が高いので、確実に駆除することができるしょう。
また、散布する作業の際には必ずマスクと手袋を装着し保護した上で、換気をしながら行うことが大切です。
さらに、カビ取り剤を散布するとチョウバエのみならずカビも除去することができるのでおススメです。

・ハエ取りグッズを使うといい！
もしも、どうしてもチョウバエを退治できないと言う場合は粘着シートやハエ捕り棒など色々なハエ取りグッズを使用しましょう。
現在では、ホームセンターやネット通販で手軽に購入することができます。
またチョウバエは比較的、膝から下付近の方を飛んでいるのでグッズを設置する際は下の方に置くといいでしょう。

・業者に頼むのも一つの手
チョウバエは、普通のご家庭だけでなく飲食店や公共施設でもたびたび問題になる害虫です。
発生源を見つけるのが難しいこともありますので、色々な退治方法を試してもチョウバエの発生が続いて困った時は、プロの駆除会社に相談することをおススメします。

チョウバエの発生を予防する方法とは？

では、チョウバエが発生するのを未然に防ぐためにはどうしたらいいか、防ぐ方法について見ていきましょう。

・水周りを清潔に保つ

★まず、発生する場所でとくに多いのがお風呂場の排水口です。
なぜなら、お風呂場は汚れやすい上に高温多湿になりやすいからです。
そのため、入浴が終わった後は速やかに換気扇を回すなどして乾燥させることが重要です。
そうすれば湿度を下げることができます。

★また、排水口のフタに溜まった髪の毛やゴミはこまめに取り除き、さらに排水口の筒なども丁寧に掃除を行い石鹸やシャンプーのカスなどを残さないようにしましょう。
そして、できるならパイプ用洗剤を用いて配管のパイプを綺麗にすることをおススメします。

★またキッチンも同様に水が溜まりやすく高温多湿になりやすいです。
なので、定期的に窓を開け、換気扇を回すなどして空気が循環できる環境にしましょう。
またゴミ受けバスケットにあるゴミや食べ物は処分し、シンクは洗剤を用いて綺麗にしておくことが大切です。
このようにしておくとチョウバエの発生を防ぐことができます。

・定期的に掃除を行う
また定期的に掃除をして、汚れを取り除き清潔に保てるようにすることが大切です。
掃除の目安としては1週間に1回は行うと良いでしょう。
もちろん、忙しい時もあるでしょうが掃除はこまめに行うことが大切です。

チョウバエはとても厄介！

チョウバエは少し油断すると、いつの間にか発生している厄介なものです。
なかなか退治することが難しいことも少なくありません。
ですから、極力汚れを溜めず清潔に保ちコバエを発生させないよう努めましょう。