家で生活をしていると、お風呂やキッチンの排水溝から何かボコボコと音がすることがありませんか。
このような音がするのはなんだか気分が良くないですよね。
一体この原因は何なのでしょうか。また、それを抑える対処法はあるのでしょうか。ご紹介します。
ボコボコ音がする原因とは?
音がする最大の原因としては、排水管の中に汚れなどが固まり詰まってきたからと考えられます。普段、生活の中で洗いものをしたり、シャワーを浴びたりすると排水管にそれらの汚れが流れるので内部に少しずつ汚れが溜まっていきます。
そうして、汚れが蓄積されていくとその分だけ水の流れがせき止められてしまいます。また、せき止められることで水の流れる部分が細くなるので、水が流れる際に音がボコボコとなるのです。
ボコボコと音がなっていた場合、排水管の内部の汚れは相当深刻な状況となっていることがほとんどです。
もし、そのまま放置してしまうと最終的に完全につまってしまいます。ですから、早めに対処することが大切です。
ボコボコと音がした時の対処法とは?
▼パイプクリーナー
完全に排水管がつまっていない場合のときは、市販されているパイプクリーナーを使用するといいでしょう。
使い方としては、まず排水溝のフタやごみ受けなどを取り外して排水管の中が見えるようにします。そうしたら、パイプクリーナーを排水溝に注ぎましょう。
このパイプクリーナーには水酸化ナトリウムや漂白剤などの化学成分がたくさん配合されているため、その成分によって排水管の中の汚れを取り除くことができます。さらに、パイプクリーナーには殺菌効果もあるので臭いの解消や黒ズミなども溶かしてくれます。
また、パイプクリーナーを注いだ後は約20分から30分くらい放置しましょう。粘性のあるパイプクリーナーが排水管の汚れを分解していくのを待ちます。こうして時間が経った後に、たっぷり水で排水パイプ内を流せば終了です。
さらにパイプクリーナーは、最近ではドラッグストアやホームセンターなどでかなり安く購入することができます。そのため家計にも優しくとても経済的です。
使用する際の注意点としては放置する時間が長すぎると、パイプクリーナーで分解された汚れが固まってしまい逆効果になる危険性があります。ですから、時間にはくれぐれも注意することが大切です。
▼ラバーカップ
ほぼ完全に水が流れなくなっているという場合は「ラバーカップ」を使用するといいでしょう。ラバーカップとは、お茶碗のような形をしたゴムにプラスチックの棒が付いている詰まりを改善する道具のことです。
いわゆる「すっぽん」とも呼ばれています。通っていた小学校や中学校の便所に設置されているのを1度は見たことがある人は多いのではないでしょうか。これは、吸引力を利用して水道管内部の詰まりを解消する道具です。
使い方としてはそしてラバーカップを排水溝にしっかりあててください。そのあとに水をラバーカップの上くらいまでたっぷり溜めます。そして、水が溜まったらゆっくりラバーカップを押し付けましょう。
もうこれ以上押し付けられないところまで押したら、一気に引き上げます。
この動作を何度か繰り返すとパイプの中に溜まっている異物が剥がれたりするため、詰まりが解消されることがほとんどです。
このような方法を行えば、意外と何とかなることが多いです。
もし詰まってしまったらすぐ水道業者を呼ぶというわけでなく、まずは自分でトライしてみるといいでしょう。
もし排水溝の音が解消されない場合は?
上記した方法を試しても、排水溝の音が解消されない場合はかなりしつこい汚れが溜まっていると考えられるため、かなり深刻な状態かもしれません。そのため、簡単には解消することはできないでしょう。
もちろん排水管や排水トラップは自分で取り外すこともできます。しかし、作業に慣れてないとパーツを破損させてしまい、元に戻せなくなってしまう恐れもあります。ですから、少しでも不安な場合は水道の専門業者に頼むことをオススメします。
現在では業者の評判や口コミがチェックできるサイトもたくさんあるので、参考にしてみるといいでしょう。
自分に合った専門業者を見つけてください。当サイトのランキングを参考にするものいいでしょう。
ボコボコ音が鳴らないように普段から注意しよう!
まず排水管に汚れが溜まって詰まるのを防ぐには、流す時にしっかり注意しておくといいでしょう。
ゴミやカスなどが流れないように排水口にゴミ受けネットを設置することをオススメします。
また、排水溝はパーツなどを取り外して洗剤を使って丁寧に洗い、汚れがつかないように清潔な状態を保てるようにすることが大切です。最低でも週に1回以上は定期的にお掃除をすると汚れが排水管に溜まるのを防ぐことができます。
掃除をやるのとやらないのとでは大きな差がありますので、ぜひ行ってください。