給湯器の水漏れの原因は、設置直後なら「整備不良」であり、設置年数が経っているなら「寿命」である可能性が高いです。
給湯器の仕組みから考えても、給湯器から水が漏れるということはパーツのどこかに不具合が発生しているから起こるため、対策としてはメーカーに問い合わせることを念頭に置いておきましょう。
そもそも給湯器とは?
給湯器はお湯を沸かすための機械です。
これは○○給湯器として非常に多くの種類が存在しており、今流行りのエコキュートもその1つです。
給湯器は何をエネルギーとするのかによって種類が変わり、「ガス給湯器」・「石油給湯器」・「電気給湯器」の3つが定番で、節約やエコを売りとしているエコキュートは電気給湯器の1種です。
最近注目されているエコジョーンズはガス給湯器であり、エコキュートのガス版として捉えると分かりやすく、従来のガス用量よりも少量でガスを給湯できるので効率性が高いとされています。
一般的にはガス給湯器が最も認知度が高いと思われますが、ガス給湯器だけに絞っても「ガスふろ給湯器」や「ガス給湯器暖房システム付」などいろんなタイプがあります。
様々なタイプがあることから設置場所も多岐に渡り、必ずしも屋内に設置されているとは限りません。
昭和の名残りがある古い建物では、キッチンなど屋内に給湯器が設置されていることが多いですが、最近はエコキュートの普及などから屋外設置型が多いです。
給湯器の水漏れの原因
「給湯器の水漏れ」に対して、そのイメージは人によって大きく異なると思います。
本当に給湯器は種類が多くて設置場所も異なることから、給湯器のどこから水漏れが起こるのかというイメージが変わってきますね。
基本的に給湯器の水漏れというのは本体周辺のトラブルを指すので、屋内型でも屋外型でも設置場所を問わずに水漏れは本体周辺です。
本体周辺のどこから水漏れが起こるのかは原因にもよりますが、水が通るパイプやエコキュートの貯水タイプならその本体から水漏れなどが考えられます。
また、水漏れの原因は主に劣化であることからも、寿命によって水漏れが発生しているケースが殆どです。
設置して日数も経っていないのに水漏れが起こった場合は施工不良や本体の初期不良などが原因だと考えられます。
寿命や初期不良などを除外すると、氷点下など気温によって何かしらのパーツに不備が起こる、あるいは雷など天候の影響などがあり得ます。
この場合も結局はパーツの破損などによるため、経年劣化と対策は基本的に同じです。
給湯器水漏れの修理方法
給湯器の水漏れは「どのパーツが問題なのか?」を特定することが非常に難しく、上記で紹介したように種類が多すぎることからも皆に共通する修理方法というのがありません。
「逃し弁をチェックする」というように修理方法に関する情報は色々と散見されますが、基本的に給湯器のタイプによって構造が全く違うので、一例を挙げたところで参考にはならないのが給湯器の厄介な点です。
まず、給湯器の修理方法は「メーカーに依頼する」というのがセオリーであり、金銭的に業者へ依頼することを避けたい方は説明書を熟読しましょう。
説明書には良くあるトラブルというページに水漏れに関する情報も記載されているので、今の状況が故障なのかどうかを説明書を基準にして判断していくことが大切です。
その結果、故障の可能性が高いのであれば、説明書に記載されている電話番号に連絡をして業者に来てもらいましょう。
説明書が手元にない場合、本体に記載されている「メーカー名」や「製造番号」などから販売元を特定していき、その情報を元にWEBを使って問合せ先を辿りましょう。
どうしてもメーカーが分からない場合、水道屋さんに依頼すれば対応してもらうことができます。
給湯器の水漏れは自分で修理できない?
給湯器はどこかの会社で誰かが作ったものであるため、知識と工具さえあれば誰でも修理できると思います。
しかし、一般レベルで考えると構造を理解するだけでも非常に難しいですね。
しかもすべての給湯器が同じ構造ではないので、自宅に設置されているタイプの構造を理解しながら必要な代用パーツを用意して修理していくのは気が遠くなるような作業です。
その労力を考えると、業者に依頼する方が解決が早いですし、給湯器が使えないと毎日の生活でストレスを感じますね。
まとめ
給湯器の水漏れは、様々なタイプがあることから原因についてもいろんなケースが考えられます。
しかし、給湯器は天候や気温など自然の影響を除外すると寿命によってパーツが劣化して起こっているケースが多いため、初期不良を含めて業者に修理を依頼するのがベターです。
給湯器の構造などを完全に熟知している方でなければ、そもそもどのパーツが劣化しているのかを特定することすらも難しいです。
給湯器の修理はメーカーに問い合わせるか、あるいは古いタイプで情報が記載されていない場合は水道屋さんなど水トラブルに対応している業者へ連絡をしてみてください。