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マンションの水漏れは誰の責任か探そう

公開日:2019/04/08  

マンションなどの集合住宅の場合は、安易に自分たちで水漏れ修理をしてはいけないことが多いです。

水漏れが自分の専有部分のみで起こっているのか、共有部分にも関わってくるのか、別の人の専有部分でも起こっているのかによって対処の方法が異なっていたりするからです。

原因をしっかり追求して誰が責任なのかということを明確になってから、初めて何らかの対策を行うことになります。

 

管理会社に連絡をする必要がある

何らかの原因で水漏れがしているということであれば、マンションの管理会社に連絡する必要があります。

水漏れが自分のところだけでなく、もしかすると共有部分や他のところでも起きているかもしれませんので、個別で業者に連絡すると収拾がつかなくなります。

収拾がつかなくなるのを避けるためにも、まずはマンションの管理会社に対して水漏れが起きているということを連絡しましょう。

水漏れの原因がわからないのであれば、なおさら管理会社に連絡をする必要が出てきます。

管理会社を通すことによって、一括で水漏れの原因を追究することができるからです。

追求した結果、責任の所在がはっきりしますので、それを受けてどうするのかということを考えても全然遅くありません。

自分たちの責任になるケースや他の人の責任になるケース、管理会社が責任になるケース、建築会社が責任になるケースなどまちまちになりますので、それに応じて修理代を支払うのかどうかというのが決まってきます。

自分たちに責任がないならば、修理代を支払うということは一切なく、誰かが支払ってくれる形になるか、保険によって補償してくれるという形になります。

 

勝手に自分たちで修理をするのはいけない

自分たちの専有部分で水漏れが起きたという場合には、被害者だという可能性がありますが、場合によっては加害者になることだってあり得ます。

特に自分たちが原因だなという場合にとっとと修理をしてしまいたいと思うかもしれませんが、勝手に修理を依頼してはいけません

勝手に依頼をすることにより、水漏れがひどくなったという場合には、すべての責任を負わされる可能性が高いです。

そうなると、水漏れになった他の人たちについて謝罪損害賠償をしなければいけなくなったりします。

つまり、加害者でないにもかかわらず加害者にされる可能性がありますので、そこのところは十分に気を付けたいところです。

水漏れが起きたのであれば、自分たちが加害者であったとしても管理会社に連絡をするのは欠かせません。

水漏れなど大きなことが起きた場合には、管理会社が一手に窓口になってくれますので、窓口である管理会社を通したうえで原因を追究してもらうのがいいです。

原因を追究してもらって修理が必要になるのであれば、そこで初めて修理を依頼してみてください。

ただし、修理代は保険で補償してもらえたり、加害者に請求したりもできます。

保険を使う場合には、契約内容について確認することを忘れないようにしましょう。

 

責任の所在は具体的にどうなるのか

マンションで水漏れが起きた場合は責任の所在がどうなのかというのが特に気になるところです。

特に共有部分が原因で起きた水漏れであれば、管理会社の責任になります。

共有部分というのは管理会社が日頃からメンテナンスを行っていますので、その部分が原因で起きたのであれば、管理会社から賠償を受けることになるでしょう。

管理会社の責任ということであれば、修理代を自己負担する必要がありません。

共有部分で起きたことではなく、専有部分が原因で起きたということであれば、誰が原因なのかということを追求する必要があります。

人為的なミスが原因で起きたのであれば、加害者がはっきりしますので、それによる被害を受けた場合に賠償を受けることができるでしょう。

加害者に対して賠償責任を追及しても全然構いません。

マンションであれば配管の老朽化による水漏れが起こることも十分にあります。

壁や天井に挟まれた状態で存在しますので、自分たちの専有部分が原因かどうかというのが分かりにくいです。

一般的に隣の部屋や真下の部屋からわかることがほとんどです。

自分たちの専有部分にある配管が原因であれば、加害者になってしまいます。

 

マンションで水漏れが起きたという場合には、自分たちで修理をするということでなく、いったん管理会社に一報入れることを忘れないようにしましょう。

管理会社が窓口として原因を追究してもらったほうが納得しやすいので原因の追及は管理会社に任せて、自分たちでは何もしないようにしてください。

原因の追及が完了して、責任の所在がはっきりした段階で、自分たちがどうすればいいのかを考えればいいのです。

水漏れ修理においては保険の利用や賠償請求などを考えてもいいのではないでしょうか。

 
   
 

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