水回りのトラブルが発生したら、業者を呼ぶのか自分で行うのかを考えることがよくあると思いますが、ちょっとした水漏れ程度なら自分でできるかもしれません。
ただし、自宅内にある修理のためのアイテムは限られているので、どんなものが必要になるか確認してみましょう。
蛇口を外したり取付けるためのレンチ
私たちは生活をするときに、毎日のように水を使います。
キッチンで食事の用意などをするときにも使いますし、お風呂に入るとき、トイレを利用するときなどにも利用します。
その中で自由に水を出したり止めたりする部分として蛇口があります。
タイプは様々ですが、よくあるのはひねると水が出て逆にひねると水が止まるタイプになるでしょう。
キッチンの蛇口は料理をするときや洗い物をするときに水を出したり止めたりを何度も繰り返すので、かなり使う頻度が多くなる部分になります。
水道の器具は表向きは金属ですが、止水をするのにゴムパッキンなども使われていて、長年使っているとそれなりに劣化があります。
蛇口部分が緩んでいないとしても、水がぽたぽたして来たら水漏れ修理をしなければいけなくなるかもしれません。
そんなときに必要になる道具として水栓取り外しレンチがあります。
ホームセンターに行けば売っていますが、それ以外ではなかなか見かけないもので、過去に蛇口の取り換えをしたことがないのであれば自宅にもないでしょう。
この器具はほぼ水道の蛇口にしか使えない専用のアイテムなので、業者なら必ず持っていますが、各家庭では持っていないところがほとんどです。
ただし、この水栓取り外しレンチは非常に便利です。
使い方としては、蛇口に引っ掛けるようにして少し力を入れると、徐々に根元の部分が回り始めるので、後は完全に取り外せばOKです。新しいものに取り換える時は逆方向に回していきます。
非常に力を入れやすいので、水漏れしないよう取り付けられます。
色々な配管のトリカに使えるプライヤー
水回りの水漏れには、蛇口以外に排水部分などがあります。
台所のシンクの下などには排水のための管がありますが、そこがゆるんでいると水漏れが発生します。
水浸しになるとさらにそこから水が外に流れ出しますし、何か置いていれば腐敗させたりする可能性もあります。
管の部分の状況を確認し、緩んでいるだけならきつく締め直せばいいですし、管そのものが劣化しているなら交換まで行う必要があります。
管の中でも大掛かりな部分だと業者に委託する必要があるでしょうが、シンク下やトイレのタンクの下部分ぐらいなら何とか一般の人でもできるかもしれません。
この水漏れ修理に必要になる道具として、ウォーターポンププライヤーと呼ばれるものがあります。
見た目はモンキーレンチのようにも見えますが挟み込む部分を自在に変えられるようになっており、管の部分には、管同士をつなげる部分があり、それを器具を使って外す必要があります。
モンキーレンチだとぴったりのものを探すのが大変ですが、ウォーターポンププライヤーは自在にサイズを変えられ、どんな管であっても簡単に緩めたり締めたりできます。
ウォーターポンププライヤーはホームセンターで売られていますが、必ずしも水道の修理のみで使われるわけではありません。
管関係を外したり取付けたりするときに全般的に使えるので、いろいろな用途に使うことができます。
モンキーレンチだといくつか用意しておく必要がありますが、こちらなら一つあればいろいろな大きさの管に適用できます。
自宅内にあるドライバー等が使える可能性
自宅内の水回りでトラブルが発生したとき、結構パニックになるかもしれません。
水漏れがトラブルの中でも多いでしょうが、床が水浸しになっていたりすると何をしたらいいのかわからなくなるときがあります。
まず水が止まらないのであれば、家の元栓を閉め、自宅内の水をすべてストップしましょう。
問題のない部分も止まりますが、問題がある部分を止めないといけないのでしばらく水は使えなくなります。
何とか水が止まったらその後の対処を考えます。
水漏れ修理の経験がなかったり自信がないのであれば、業者を呼び正確にきちんと修理してもらいましょう。
あまりお金をかけたくない人や、過去に修理の経験があるなら自分でできるかもしれません。
そのとき必要になる道具としては、水道設備用の独特のものもありますが、自宅内にある一般的なもので行える時もあります。
まずプラスやマイナスのドライバーが必要になります。
水栓具などが壁に固定されたりしているとき、ドライバーを使ってねじを取り外します。
それ以外にはペンチであったりモンキーレンチなどがあります。ペンチは何かをつかむのに使えますし、モンキーレンチは管などを取り外したり取付けたりするのに使えます。
一応専用のものがあるので、確実に修理したいならそれを用意した方が無難ですが、専用のものは少し高くなります。
応急措置として自宅にあるもので行いたいなら、ただゆるみが残る可能性があるものの、ペンチなどでも行えないことはありません。