少しの水漏れなら放置してても大丈夫?

公開日:2019/12/15  最終更新日:2020/02/03

水漏れしているけれどほんの少しだし、面倒だから放置しているという人が少なくありません。果たして少量の水漏れを放置することのリスクは、どれくらいあるのでしょうか。実は想像以上にシビアな結果になるケースもあるのです。

まさかの水道代請求に驚くことになる場合もあります

蛇口から少しだけ水が漏れる、トイレの脇のパイプからしずくが落ちるといった症状を放置することで、水道代が驚くほど跳ね上がっていたというケースは少なくありません。わずかな漏水でも時間とともに水量は増え、想像をはるかに超える規模になってしまうのです。

例えば、ポタっと落ちる水のしずくが直径1mm程度だったとして、それが1か月放置されると、3㎥もの水量になってしまうのですから驚きます。もっと多ければもっと多い水量になり、10㎥を軽く超えてしまう漏水に及ぶ場合もあるのです。

地域によっても設備によっても水道代は変わりますので一概に言えませんが、月額で軽く1,500~2,000円程度も高くなってしまうとしたら大変な差額と言えます。しかもその水は単に垂れ流しているだけなのですから、まったく有効活用されていないことになります。

実際にはまったく使っているわけではない水であっても、自宅内で消費されている以上、料金は全額請求され、支払い義務が生じるのです。

住環境が悪くなる恐れがあります

水漏れのリスクはお金だけの問題ではありません。水が不用意に流れる環境は、家の住環境に多大な悪影響を及ぼします。水が漏れているということは、漏れた水がどこかイレギュラーな場所へ流れ込むことを意味します。

例えば家の下へ流れて床や床下を濡らす場合、家を湿気で不快な環境に変え、カビの発生というトラブルを引き起こします。カビはいつでも繫殖の機会を狙っていますので、水を得ればこれ幸いと床や壁、天井まで広がります。家具も洋服も注意が必要ですし、広範囲に及ぶとアレルギー症状を起こす原因になり、除去が難しいほどの規模になる場合もあるのです。

カビは臭いを発するため、家中がカビ臭いと感じるようになります。臭いは一度発生すると菌糸が奥へ入り込み、落とすことが困難になってしまいます。強烈な臭いを放つようになると、とても生活ができないほど強いストレスを受ける家になってしまいます。柱などの基礎に被害が出れば、本当に住めない家になりかねません。

稀な例では、地中に埋まっている給水管から水が漏れ、周辺に空洞ができて地面が陥没する事故も起こっています。 少しの水漏れと考えていても、長い年月が経てば徐々に家をむしばみ、人が住めない家に変えてしまうことを覚えておきましょう。

また、アパートやマンションなどの集合住宅なら、階下漏水は大きなトラブルのもとです。火災保険などのオプションにも水漏れがついているように、上階からの水漏れは被害に発展し、場合によっては高額な賠償金を請求される事例も少なくありません。

階下の家の家具や家電製品の賠償を求められたり、クローゼットが被害を受けて衣類やバッグなどの弁償を求められるケースもあります。集合住宅では自分が加害者になってしまう恐れがあり、それがどれほど大きなリスクであるかは認識しておく必要があるのです。

少量のうちに対処しましょう

水まわりのトラブルは、症状が軽いうちに対処することで大きな問題に発展するのを未然に防ぐことができます。放置さえしなければよいわけですから、自分の家も自分の身も守るために、すぐに動くことが大切です。

ただ、見てはっきりわかるような漏れなら素人目にもわかるのですが、困るのがじわじわとにじみ出るような漏れです。これはいかに注意していてもなかなか気づきにくいため、一番やっかいなタイプと言えます。発見の方法としては、住居の水道メーターを確認するのが一番簡単な方法です。水道料金を請求するときにチェックされるメーターで、水が流れていると反応が出る機器です。

やり方は簡単で、家のあらゆる蛇口をすべて締めたうえでチェックし、10~20秒程度じっと見るだけです。誰も使っていないはずの状態で少しでもメーターが動いていれば、まず漏水と考えて業者に連絡しましょう。これである程度の漏れなら発見可能です。

ただこれでもじわじわ来ている場合は知ることができません。壁が湿っている場合は結露のときもあるので、一度しっかりふき取ってから調べてみましょう。よくあるのはトイレの配管の接合部、便器、タンクまわりです。どうしてもわからない場合には、自己判断せずにプロの業者の点検を依頼するのが一番です。

 

住居の水漏れは、ほんの少しであってもすぐに対処しなければならない問題です。放置していると水道代を高額請求されたり、家の住環境を悪くしてカビや臭いを発するようになったりします。

たかがしずくでも、見てわかるほどぽたぽたと垂れるようなら家を住めなくする威力は十分にあります。見てわからないほどのじわじわとした漏れですら危険度が高いわけですから、発見したらすぐに業者に依頼して、確実に漏れを封じることが重要です。




サイト内検索
水漏れ修理業者関連コラム