自宅で水漏れが発生してしまい、何とか自力で直そうとした場合では、水漏れ修理に必要な道具や工具が欠かせません。
全てを手作業だけで行うことは不可能なので、いくつかの該当する道具類を所有している方以外でチャレンジする際には、購入先を事前に把握しておくことで早期に作業を行えるようになり、意外とお金を掛けずに水漏れ修理を行えます。
水漏れ修理で必要とされる道具や工具はいくつかあります
水漏れ修理の場合は、ガス工事や電気工事とは異なり、無資格者でも修理することは可能です。簡単なパッキンの交換や、蛇口の交換などの場合は素人でも一定の知識と道具、工具を持っていれば対応できます。
蛇口のハンドルを分解してパッキン交換を行う内容であれば、ハンドル上部にあるネジを取ることが必須です。多くの蛇口でプラスネジを採用しているので、プラスドライバーが必要です。サイズはメーカーや型式で異なるので、大小合わせたドライバーセットを持っていると完璧です。
浴室やキッチンなどで利用されている蛇口の中には、自在パイプを設けているタイプがあります。パイプの向きを自由に変えることができる蛇口ですが、本体との接合箇所で水漏れが起きている場合、六角ナットを回すことが欠かせません。一般的にはレンチセットを持っていればサイズを合わせたものを使えます。
混合栓をお使いの場合では、本体を取り外す作業が必要になることも想定できます。蛇口本体と背面のクランク部分を分解することになる場面では、ウォーターポンププライヤーが必需品です。普通のプライヤーよりも大きなナットを外すことができ、取り回しが良いので欠かせません。この工具で対応できないような固さであれば、モンキーレンチを持っていることで十分に対応できます。
他の小物類では潤滑スプレーやシールテープなども用いることがありますが、一般的な蛇口からの水漏れ修理では使わないという事例が殆どです。
必要な道具類や工具類はどこで買えるのか?
水漏れ修理を自力で行う際に、欠かせない道具類や工具類については、所有していない方にとって購入先で迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。どのようなお店で販売しているのか、販売されている商品が適切なのかどうかで迷ってしまうという場合もありますが、今では実店舗は勿論のこと、ネット通販でも簡単に入手できます。
実店舗の場合はホームセンターで全てを購入できます。工具コーナーに行くと、ドライバーセットやレンチセット、プライヤーなどは必ず置いているので直ぐに修理に入ることは可能です。もしも分からなければ水漏れが起きている蛇口の写真をスマートホンで撮影してからお店で聞くと、直ぐに該当するものを見つけてもらえます。
ネット通販で購入することも悪くはありません。実物を見ながら購入できないデメリットはありますが、水漏れ修理で使うような範囲の道具は特殊ではないので、専門店の通販サイトで購入することの他に、有名なECサイトで購入することも可能です。サイト上には各工具の細かいサイズや用途などの説明を用意していることが多いので、十分に提示されている情報を閲覧すると問題をクリアできます。
ネット通販の場合は、実店舗よりも安く購入できるメリットがあり、実店舗では売られていない格安アイテムも見つけられるので、メリットを感じることができますが、住んでいるエリアと販売店の距離によっては注文から届くまでの日数が掛かってしまうこともあるので、少し余裕を持って行動することが求められます。
技量を持った方が対応できる水漏れ修理で用いる道具と購入先
普通に起きてしまう水漏れの事例では、蛇口の各パーツに取り付けられているゴムパッキンが原因になります。しかし、実際には蛇口以外から水漏れが起きてしまうことも多く、例えば給水管から漏れているという事例もあります。
給水管と各水周りのパーツとの境界から漏れている場合は、比較的作業は簡単に済ませることができ、一旦接合部分を外してからシールテープを新しく巻き直すという方法で直せる可能性は高いものです。トイレの便座など樹脂製のナットを用いている場合では、樹脂部分に亀裂が入ることで水漏れを起こしている可能性もあります。同じ規格のナットはホームセンターで販売されているので、交換する作業で直せます。
一方で技量が必要になる作業もあります。給水管に穴が開いてしまっている場合の修理方法が該当します。水道管用の吸着テープが販売されているので、小さな穴の場合は対応できる可能性はあります。このタイプのテープで対応できない場合では、金属用のパテを用いる方法も効果的です。該当するパテもホームセンターやネット通販で販売されているので、入手に困ってしまうことはありません。
かなりの技量が必要な作業では、給水管そのものを交換するという修理法です。この場合は同規格の水道管を購入した上で、パイプカッターとネジ切りマシンが必要です。この範囲になってしまうと、道具や工具を揃えるだけでもかなりの出費になるので、現実的とは言えない部分が見え隠れします。
自力で水漏れ修理を行う際には、予め必要な道具や工具の知識を得ておくことは肝心です。迷ってしまった際には店舗で聞く方法やネット上で調べて購入する方法もあり、ホームセンターでもECサイトでも普通に販売されているので問題はありません。
ただし、基本的な修理の範囲を超えている場合は、大きな資金が求められるので自力ではない方法で直すことが前提です。