トイレに流せるものは決まっているため、それ以外を流してしまうと、つまりの原因となってしまう場合があります。間違って異物を落としたり流していたりしてしまい、トイレの水位が下がらずに焦った状況にある方もいるでしょう。そのような方に向けて、異物をどうにか取り出すための対処法を紹介します。
手袋を使って手で取り出してしまおう
トイレにつまった異物が見えている状態にあるのなら、まずは取り出すことを考えてみましょう。しかし、汚水にそのまま手を突っ込んで、取り出すという作業は心理的に難しいと考える方もいるはずです。そのときは、耐水性のある手袋を使えば汚水に触れずに取り出すことができるので、心理的負担を減らしたうえで正しい処理がおこなえるでしょう。
ただし、手首までの長さしかない手袋では作業しているうちに、汚水が入ってしまう可能性があるのでやめたほうがよいです。つまってしまったものを取り出したいと考えているのなら、肘までの長さはある手袋を用意しましょう。1枚ではなく2枚重ねで利用をすれば、汚水の浸入をしっかりと防ぐことができるはずです。
現在では肘まであるタイプの手袋も100円ショップで購入できるため、自宅にないのなら買いにいってみましょう。ちなみに、取り出したものが必要ないならば、捨てるためのゴミ袋も用意しておいたほうがよいです。少しずつトイレに流そうと考えてしまうと、またつまってしまう可能性があるので、別の処理方法を用意することをおすすめします。
手が無理ならばラバーカップで吸い出そう
手が届かない場合やどうしても汚水の中に手を入れるのが嫌ならば、ラバーカップを利用して吸い出すことを考えましょう。排水口にラバーカップを押しつけて空気を抜き、引っ張る動作をすれば、つまった異物を吸い出すことができます。押し込んでしまうと配水管がさらにつまってしまう可能性があるので、必ず異物を吸い出すことを意識してラバーカップを利用しましょう。
なお、ラバーカップも100円ショップで販売されていますが、簡易的な作りの場合が多いので、考えているような効果を得られないかもしれません。もしも高い効果を望むのなら、ホームセンターなどで販売されている本格的な作りのラバーカップを購入しましょう。
ただし、ラバーカップという名前では売られていない可能性があるので、形が分からないのならインターネットで調べてみることをおすすめします。とても分かりやすい形となっているため、ハッキリとラバーカップを知れば、間違って違うものを購入することはなくなるでしょう。
ちなみに、手袋とラバーカップのどちらで作業をおこなうとしても、汚水が飛び散る可能性があるので、汚れてもよい衣類で作業をすることをおすすめします。作業後にお風呂を利用できるようにしておくと、ついてしまった汚れをすぐにキレイにできるので、不潔な状態が嫌だという方は準備しておきましょう。すべてを完璧に解決したいのなら、後片付けや身体をキレイにすることを考慮したうえで、つまりを取る作業をしましょう。
自分でおこなうのが無理ならば業者に頼む
手袋やラバーカップを利用しても解決できないというのなら、業者に頼んでプロの道具で解決をしてもらうことをおすすめします。効果が高い道具を使って異物を取る作業をしてくれるため、元通りのトイレがすぐに手に入るはずです。
ただし、業者に頼む場合は、トイレのつまりを直すための料金のことをハッキリとさせなければいけません。かなり高い料金を支払うことになる可能性があるため、電話で連絡をするときに、いくらになるのか聞いたほうがよいです。もちろん、状況によっては追加作業が発生して、追加料金も必要になる可能性があるので、その金額も教えてもらっておきましょう。料金をハッキリといわない業者の場合は、いくら取られるか分からないため、自宅にきてもらうのはおすすめできません。
ちなみに、出張料金や深夜料金など、作業とは関係ない費用がかかる場合もあるので電話で聞いておきましょう。自宅まできてもらって見積もりをしてもらい、高いと感じた場合は帰ってもらうことができますが、それらの料金は支払わなければいけないケースが多いです。かなり高い金額を設定している業者もあるので、正確な金額を聞いておきましょう。出張料金も深夜料金も金額は決まっているでしょうから、まともな業者ならすぐに答えてくれるはずです。
トイレのつまりは手袋やラバーカップを使うことで、簡単に解決できる場合もあります。いずれのアイテムも安く販売しているので、お金をかけずに異物を取り除きたいのならチャレンジしてみましょう。自分では無理だったりお金をかけてもよいと考えていたりするのなら、プロの業者に頼んで作業をおこなってもらったほうが確実です。
ただし、驚くほどの高い料金の業者もあるので、きちんとリサーチしたうえで、信頼できるところにトイレのつまりを直してもらいましょう。