配管に穴が生じて水漏れがした場合などにはパテを用いて穴埋めすることが多いです。
パテは粘土のようなものですが、パテにも実にいろいろな種類があり、配管の材質によっても使い分ける必要性があります。
こうしたことは水道屋さんにお任せすればよいですが、水道屋さんに依頼する側としても知っておいて損はありません。
ここではそんな水漏れの補修で用いられるパテについて紹介します。
水漏れの補修で用いられるパテについて
〇パテの種類
水漏れでよく用いられるのがパテです。
パテを用いることにより穴埋めをして水漏れを止めることができます。
パテにもいくつか種類があり、粘土パテもあれば金属パテもあります。
特に金属パテは耐久年数も長く、耐久度も高いのが利点です。
逆に金属パテは値段が少し高いのが難点かもしれません。
パテはボンドなどの接着剤で取り付けていくこととなりますが、どのような接着剤を選ぶのかということもパテを選ぶのと同じように大事です。
接着剤は材質との相性を考慮して選んでいかないといけません。
もしも水道屋さんに頼んで穴埋めしてもらう際には用いたパテや接着剤の種類については聞いておくと良いでしょう。
パテや接着剤の種類について聞いておけば、もしも後に自分で補修しなければいけなくなった際にも助かります。
〇パテを用いた水漏れの補修は素人でもしやすいこともポイントです
パテを用いた水漏れ補修キットはホームセンター等で安価に手に入りますし、水漏れに詳しくなくとも利用することができます。
しかし、こうした補修キットを選ぶ際には適切なキットを選ぶ事が大事です。
配管の材質によっては全く不適切なパテもありますから、事前にしっかりと調べておくと良いでしょう。
〇塗るタイプのパテもあります
これは接着剤が不要なものでボンドみたいに穴埋めしたい箇所に塗って放置しておくことで硬化して穴埋めを止めてくれます。
これは使いやすいものですが、材質によっては用いることができないこともあるので気をつけておきたいところです。
また、エポキシパテを水漏れの補修に用いる人もいますが、エポキシパテはすきまができやすいために水漏れの補修にはあまり向いていません。
このように水漏れの補修に向いていないパテもあることも理解しておくと良いでしょう。
実際にパテを用いて補修する際のポイントについても紹介しましょう。
作業前にはまずは元栓を閉めることが先決です。
その後、配管が乾いてから補修パテを説明書にしたがって用いましょう。
この際、すきまが少しでもできないようにライトなどを用いてじっくり確かめることが大事です。
水漏れ工事に用いられるアイテム
パテは水漏れ工事にはよく用いられるものですが、紹介したようなこうしたパテ以外にも実際の水漏れ工事には実にいろいろなアイテムが用いられます。
◆例えば、補修テープや融着テープなどのテープ類もその一つです。
こうしたテープは実に用いるのが簡単なもので、水漏れしている箇所に巻きつければそれで終わりです。
パテよりもより簡単に用いることができますが、水圧が強すぎるような箇所にはテープだと役不足なことも。
また、テープはパテよりも長持ちしにくいことも難点かもしれません。
とはいえ、応急処置的には実に助かります。
補修テープや融着テープにしても材質によって使いわける必要がありますから、購入する際には適切なものを選びましょう。
◆他にも、ジョイントパッキンなどもよく用いられます。
パッキンは腐食しやすいものですからパッキンの予備は持っておくと実に助かるものです。
予備の蛇口なども用意しておくとより助かります。
こうした準備は手間がかからないですし、実際に水漏れした際には実に役立ってくるものです。
〇自分で工事しないほうがいい場合も
このように水漏れ工事に役立つアイテムは多いものですが、場合によっては自分で水漏れ工事をしないほうが良いこともあります。
例えば、何箇所も穴が空いていて水漏れの程度が激しい場合です。
こうした場合には補修キットなどを用いて自分で何とかするのは限界があります。
パイプの交換などが必要となることもありますから、自分で手に負えない場合には素直に水道屋さんに頼んでお願いすると良いでしょう。
また、パテなどを用いて自分で何とかした場合でも水道屋さんがしたほどには長持ちしないことも理解しておきましょう。
特に「パテで補修したけれどもまた水漏れした」といった場合には自分でするのは無理と思って水道屋さんに電話しておくのが正解です。
水道屋さんにお願いすれば適切に水漏れ対策をしてくれますし、他に水漏れしそうな箇所も教えてもらうことができます。
料金はもちろん水道屋さんに頼んだほうが高く付きますが、何度も自分で補修するよりはコストが逆に安く収まることもあります。
何よりもプロの仕事に敵うものはありませんから、早めに水道屋さんに電話して対処してもらうのが一番おすすめです。