水漏れを初めて経験するという方は、どのように対処したらいいか判断に悩むこともあるでしょう。ですが、何も対処せずにいると、周囲が水浸しになってしまう可能性もあるため修理業者を呼ぶ前に自分にできる範囲で対処をしておくことが大切です。
水漏れを発見したら、どのような対処をすべきかチェックしていきましょう。
修理業者が来るまでにしておくこと
基本的に水漏れが起きた場合には、その程度にもよりますが蛇口などから少し水が垂れてくる程度のものなら自分で修理をしてみるというのも一つの方法です。ただし、水の漏れ方がかなり激しい場合や原因がはっきりとしない場合などは素人による修理よりも専門の修理業者を呼んだほうが安心です。適切な対応をしてくれるため、状況によっては無理をせずに業者に連絡を入れるようにしましょう。
修理業者に連絡を入れる前に、まずは水道の元栓を閉めることが大切です。元栓を開きっぱなしにしていると、水漏れによって床や壁などが濡れてしまうことになるためきちんと元栓を閉めるようにしましょう。
その後、修理依頼の連絡を入れておき、業者が到着するまでに床や壁など水に濡れている部分は拭き取っておくことも大切です。そのままにしておくと、床材などシミになってしまうこともあれば、状況によっては水がしみこんでしまい床材や壁材自体がダメになってしまう、後々カビが生える原因になる可能性も出てくるためきちんと水を拭き取っておくようにしましょう。
業者に修理依頼をするという場合には、人気な業者だと予約が早い段階で埋まってしまうこともあります。水漏れした場所によっては緊急を要することもあるでしょう。本来ならば、業者に依頼する場合、相見積もりをして料金の比較などをしたほうがいいですが、早く修理をおこなう必要がある場合にはできるだけ早めに業者に連絡を入れて修理をおこなってもらうことも大切です。
業者に修理をしてもらった後の対応
専門業者に修理をしてもらうことで、すべて解決とはなりません。水漏れ箇所によっては、後処理することも重要です。水がしみ込んでしまっている部分は、その部分が腐ってくる可能性やカビが発生しやすい傾向があります。放置をせずに、床材の乾燥をさせることやハウスクリーニングなどを頼んで、きれいな状態に保つことも必要です。
水の染み込みが、たいした規模でないとしても、かなり後になってからカビが発生していたことに気付くという可能性もあります。一ヶ月程度経った頃に、カビの臭いが充満しているなど臭いで気付く場合も少なくありません。
その点から、修理が終わった後は、きちんと床材や壁材など水のしみ込みなどはないかチェックしておくことも必要です。二次被害を防ぐという意味でも、しっかりとチェックをしておき水がしみ込んでいる部分を見つけたら、乾燥処理をすることやハウスクリーニングなどの専門業者に依頼して対処してもらうようにしましょう。
保険の請求も忘れずにおこなうようにしよう
水漏れの修理が終わったら、火災保険を利用して保険金の請求をおこなうことも大切です。破損や汚損したものがあればそれは、火災保険でカバーできます。ただし、水道設備に対しての修理代金は請求できません。
保険となると、請求するのに少し手間がかかる点から人によっては金額がそれほど高くなければ申請をせず済ましてしまう方もいます。ですが、一度、申請方法を覚えてしまえばその後、同じようなことあった場合にもスムーズに請求できる点から覚えておくことも大切です。保険会社側の指示通りに申請をすればいいので、特に難しいこともありません。
その他にも、賃貸物件などの場合には、自分で業者を呼ばずに管理会社に連絡を入れるといいでしょう。水道会社とあらかじめ契約を結んでいる場合もあるため、管理会社経由で依頼することで料金がかからないという場合もあります。
ただし、土日や祝日などで管理会社に連絡を入れても休みのため対応してもらえないという場合には、自分で業者を呼んで対応をしてもらうことになります。そして後から管理会社に費用の請求をしてみるというのもいいでしょう。しかし、このパターンの場合には、費用を負担してくれる場合としてくれない場合もあるため注意が必要です。
水漏れが生じた場合には、焦らずに水の元栓を閉めるようにしましょう。そして、すみやかに専門業者に連絡を入れて、業者が到着するまでに床や壁など水で濡れている場合にはしっかりと拭き取ることも大切です。修理が終わった後でも、腐食やカビなどの問題が出てくる可能性もあるため、水がしみ込んでいないかチェックすること、状況によってはハウスクリーニングなどを頼むなどの対応をしておきましょう。
その他にも、火災保険で請求することである程度費用をまかなえる場合もあるためきちんと請求をすることも大切です。