システムキッチンで水漏れが起こる原因

調理に必要な各種道具が合理的に収められたシステムキッチンは便利なもの。

しかし、システムキッチンも弱点がないわけではありません。

例えば、システムキッチンから水漏れしてしまうことがあります。

システムキッチンは構造も複雑なために水漏れすると厄介なこともポイント。

そんなシステムキッチンで水漏れしてしまうワケと対策方法についてアドバイスします。

システムキッチンではこんな理由で水漏れしてくる

〇システムキッチンで水漏れがしやすい箇所は決まっています

◆まず蛇口周辺は最も弱いところです。

システムキッチンだと温水も出せたり、浄水装置がデフォルトでついていることもありますが、構造が複雑であれば水漏れもしやすくなってきます。

◆配管系等がダメになって水漏れすることも。

システムキッチンは2つも3つも洗面台があるというように水場が多いものがありますが、それだけ配管系等も入り組んでしまいがち。

このため、配管に穴が空くなどしてしまうとどこで穴が空いているのか見つけるのも難しいことがあります。

◆こうしたシステムキッチンで水漏れしてしまうとシステムキッチンそのものが使えなくなる可能性も高いことも知っておきましょう。

システムキッチンは水場からコンロ、オーブンに至るまで全て一つのフレームに収められていますから、水漏れによる被害も全体に広がりやすいのです。

これもシステムキッチンで水漏れが起こると厄介なところかもしれません。

最悪の場合、フレームが駄目になってしまってシステムキッチンそのものを購入し直さないといけないこともあります。

ほうっておくとこのような事態にもなりかねませんから、なるべく水漏れがしたら早めに対応して対処しておくのが大事になってきます。

◆システムキッチンと壁との接続部も特に水漏れが起こりやすいところ。

こうした接続部は負荷がかかりやすいだけでなく、システムキッチンのパイプと家に敷設されているパイプが接続するところでもあります。

このため、水漏れによるトラブルも起こりやすいですから、「水漏れ臭い」といった際にはこの点をチェックしてみるのもよいかもしれません。

システムキッチンから水漏れした際の連絡先

もしもシステムキッチンから水漏れがしたらどこに連絡するか迷ってしまうかもしれません。

〇まず水道屋さんに連絡するのが一番おすすめです

水道屋さんによってはこうしたシステムキッチン問題に強いですから、システムキッチンの水漏れでも相談していけます。

とはいえ全ての水道屋さんがシステムキッチンに強いというわけではありません。

システムキッチンもかなり構造が複雑でその構造を知っていないと的確に水漏れを止められないこともあります。

〇場合によってはシステムキッチンメーカーに依頼するのもありでしょう

また、システムキッチンは用いられている部品も特殊なこともポイント。

このため、水漏れした際にはまずはシステムキッチンメーカーに依頼するのもありでしょう。

システムキッチンメーカーに電話することで対処法を教えてもらえるだけでなく、そのメーカーのシステムキッチンに強い水道屋さんも紹介してもらえます。

システムキッチンメーカーによっては作業員が直接来てくれることもあります。

システムキッチンの水漏れを自分でなんとかしたい際に、部品を取り寄せる際にもシステムキッチンメーカーに電話して適切な部品を教えてもらうとよいでしょう。

〇水漏れしたら慌てないで初期対応することも大事です

慌ててしまうと二次被害も起こりやすくなってきてしまいます。

実際、水漏れすると足場も実に滑りやすくなりますから、水漏れをなんとかしようとして転んでしまい病院に運ばれるということもあるのです。

これは十分注意しておきたいところ。

〇まず、水漏れが発生したら

①止水栓を閉めて水の流れを止めましょう。　

この際、お風呂などが空焚きにならないように気をつけておきたいところ。

②水漏れがしている箇所を確認してタオルなどで栓をしたら水道屋さんなどに連絡をしていきます。

自分では原因がわからないこともありますが、この際にも水道屋さんに来てもらって対応してもらうと良いでしょう。

とはいえ、どのような原因で水漏れしているかある程度電話で伝えられれば水道屋さんも仕事がしやすくなってより作業が短時間で終わります。

◆もしも床が水浸しになっているという場合には水の除去も必要です。

ほうっておくと水が床下にまで達して建物の骨幹が腐食することがあります。

このため、もしも床も水浸しになっている際にはついでに水道屋さんに床下も調べてもらうとより安心でしょう。

これがシステムキッチンが水漏れした際の流れとなりますが、水漏れした際に備えて連絡先を記したメモを水道の近くに貼っておくのも良いでしょう。

補修テープなども備蓄しておけばもしもの際にも役立ってきますから不安な場合にはおすすめしておきたいところです。