水漏れなどの水回りのトラブルは唐突に起こるもので、素人ではどう扱っていいか戸惑うばかりです。
そのとき役立つのが水漏れ修理業者の存在で、的確にトラブルを解消してくれます。
しかし、どの業界でも言えますが悪徳業者というものがあり、不当で多額な請求をしたり、不必要な修理や部品の取り換えなどをするケースもあります。
それを防ぐためにも、悪徳業者を見分ける方法を知っておく必要があるでしょう。
大手企業とフランチャイズ契約していると安心
水漏れ修理業者を選ぶ際に便利なのが大手企業を選ぶかどうかです。
もちろん、個人経営を営んでいるところが全て悪いとは言いませんが、割合で言うならば大手企業の方が極めて少ないのです。
そもそも大手企業といっても水漏れ修理を施工する業者のほとんどがフランチャイズ契約しているところです。
つまり、基本的には個人経営をしているのに等しいこととなります。
では、フランチャイズ契約しているところとそうでないところでは何が違うのでしょうか。
ここで一番重要視するべきは不当な行為をしたときに支払われる本部への違約金です。
「利用者への違約金ではないか」と思われるかもしれませんが、もちろん不正があれば利用者にも法的に支払う必要があります。
しかし、それは損失があまりないため、不当な行為をする抑止効果には繋がりにくいです。
一方、フランチャイズ契約の多くはそのブランドを傷つける行為をした場合、本部への多額の違約金を支払うような契約をされています。
その違約金は相当な額に及ぶため、不当な行為に対する抑止効果が強く働くことになります。
つまり、悪徳業者が生まれにくい環境にあるわけです。
また、フランチャイズ契約するためには事業主に一定のスキルや知識を習得するよう義務付けられているため、一定以上のサービスは確保できるメリットもあります。
さらに料金もフランチャイズ契約された他の事業主とも一律化・体系化されているため、料金によるトラブルも起きにくくなるのです。
このようないくつもの理由から、基本的にはフランチャイズ契約をしている事業主、つまり大手企業を選ぶのが得策だと言うことになります。
地域密着している口コミ情報を参考
ただ、先ほど述べた通り、大手企業といっても水漏れ修理を行うのは一事業主となるため、仮に悪意を持って不正を働かなくとも意図せずに不正を働いてしまうケースも考えられます。
そのため、一つ一つの事業主のスキルや知識の豊富さを知ることでトラブル防止に役立ちます。
問題なのは、一々事業主の腕を確認していくほど水漏れトラブルが起こることがなく、個人では比較しようがないということです。
そこで重要となってくるのが地域の水漏れ修理業者の口コミ情報です。
水漏れ修理は事業者自らが修理を受け持つことから、地域密着であるのが当然となります。
当然、水漏れ修理を経験した人々も多く、その口コミの情報から地域で活動している業者の対応を伺い知ることができるわけです。
ここから知ることができることは、接客の態度、料金の適格性、修理の手際の良さなどです。
それらを参考にすることで、より安心した事業主を選ぶことができるでしょう。
ただし、口コミだからと言って、ご近所に聞きまわっていくのは何かと手間と時間がかかるものです。
水漏れトラブルの修理は緊急性が問われることもあるためそのように悠長にしているわけにもいけませんし、そもそもご近所付き合いがない人も多いでしょう。
そのため、地域密着している情報サイトやSNSなどから情報をピックアップしていくのが手早い方法だと言えます。
水漏れトラブルが起こる前から事業主をピックアップ
ここまでは悪徳な水漏れ修理業者にひっかからないポイントを紹介しましたが、一番肝心なことは水漏れトラブルが起こる前に優良な業者を知っておくことです。
何故ならば、トラブルが発生した当初は慣れない状況と必要に迫られた緊迫性から、すぐに水漏れ修理業者に連絡しようとして冷静な判断能力が失われてしまいます。
その時こそが一番悪徳業者が入り込みやすいタイミングでもあるのです。
動揺している中に業者を選び、契約を結んで、その後に誤った判断だと気づいても後の祭りです。
そのため、水漏れなどのトラブルが起こることを前提に考えて、事前に優良事業主をピックアップしておくことでトラブル回避に役立ちます。
仮に、動揺していてもそこに連絡し依頼をすれば、不当な行為をする悪徳業者が付け入る隙をなくしてしまうことができるのです。
水漏れ修理業者を選ぶポイントとしては、大手企業とフランチャイズ契約している事業主を選ぶことで事業主が不当な行為に対する抑止力が働きます。
さらに地域での口コミ評判の良い事業主を選ぶようにすると悪徳業者にひっかかりにくくなります。
ただし、水漏れトラブルが起こってから探そうとしても冷静な判断を下すことができません。
悪徳業者が付け入る隙を作らないようにするためにも、事前に優良な事業主を選んでおくようにすると良いでしょう。