みなさんは夏の暑い時や冬の寒い時にエアコンを使用することが多いですよね。日本は季節によって寒暖の差が激しいのでエアコンは必需品です。そんなエアコンを使用しているときに室外機から水が大量に漏れていたりすることがあります。
どうしてこのような水漏れが起きるのでしょう。
そこで、今回はエアコンの室外機から水漏れする原因と対処法に関して詳しくご説明します。
室外機からの水漏れの原因とは?
基本的に、夏場に室外機から水が漏れるワケは冷房機能を使っているからです。冷房機能を使うと、水滴が発生します。その水滴が室外機のそばにあるドレンホースから大量に排出されるので、室外機が水浸しになってしまうのです。
これは冷房運転中に自動的に行われるものであり、故障ではないのでほとんど心配することはありません。
そして、冬場に室外機から水が漏れるワケは「霜取り運転」を行っているからです。霜取り運転とは、冬場は外の気温が冷え込むため室外機に霜が付くので暖房運転中に室内機に送っていた熱い空気を室外機に送り、付いた霜を溶かしていくことをいいます。
そのため室外機から溶けた霜が水となって大量に排水されるというわけです。こちらも暖房運転中に自動で行っている機能なので心配はいりません。
このように季節の違いはありますが、どちらも結露水が排出されているだけなので異常ではないのです。
室外機から出る水漏れの対策3つ!
しかし、水が大量に出てくると水たまりができたりして見た目にも悪いですよね。さらに、そこから虫や害虫が発生する可能性もあるので衛生的にも良くありません。そのため水漏れの対策を行うと良いでしょう。
①水は排水溝に捨てよう
夏は室外機の横にあるドレンホースから、冬は室外機の水抜き穴から、水が排出されるのでそれぞれに延長用ドレンホースを取り付けて近くの排水溝に排水させると良いでしょう。
また延長用ドレンホースはホームセンターに行けば数百円程度で購入することができるので金銭的な負担もそこまで心配は要りません。
しかし、そんな都合よく排水溝が近くにないという場合も多いと思います。その時は延長したホースをバケツやペットボトルに受けて、ある程度水が溜まったら捨てるという方法もあります。ですが定期的に捨てに行かなければならず、少し手間がかかるので注意が必要です。
②水抜き穴やドレンホースは掃除をしよう
まず、室外機の底にある水抜き穴の掃除をしましょう。水抜き穴とは、結露した水を流すための穴なので万が一詰まってしまうと水が内部に溜まってしまい場合によっては室外機が故障してしまうこともあります。
そのため、暖房を使用する前には割りばしなどの棒や小さい歯ブラシなどで汚れをかき出すといいです。
また、穴から虫が入り込んで巣を作っていることも稀にありますので中をのぞいてチェックしておきましょう。
ドレンホースも同様に掃除をするといいです。これは室外機の近くにあるホースですがかなり細いのが特徴。そのためとても詰まりやすいです。ですから定期的に掃除機などを使って水やホコリを取り除くことをオススメします。
やり方としては、掃除機の吸引口とドレンホースの先端を隙間が無いように手で塞ぎながらくっつけて2、3秒掃除機で吸い込みます。その後は、掃除機を離してホースの先端を下に向けて汚水を排出します。とても簡単ですよね。
その際には掃除機が水を吸い込まないように注意することが大切です。水を吸い込んでしまうと故障の原因にもなってしまうので気をつけましょう。最近では、ホームセンターでドレンホース用のクリーナー等も販売されているのでそちらを試してみてもいいでしょう。
③室外機本体を清潔に保とう
室外機は、雨や風に強く設計されていますが年に1、2回程度は掃除をすることをオススメします。なぜなら水漏れによる故障を防げるだけでなく、エアコンの寿命を延ばすことにもつながるからです。
掃除の手順としては、まず室外機は外に設置されているため葉っぱや蜘蛛の巣があることが多いので、そのような汚れをほうきや雑巾で軽く落とします。また、外側に泥やこびりついた砂の汚れなどがある場合は、濡れた雑巾を使用してふき取ってください。
その後は室外機の裏にある網状の金属板をブラシを使用して汚れをかき出し、掃除機で吸い取って細かい汚れを綺麗にします。こうすれば室外機を清潔に保つことができます。
もしも少しでも異常だと感じたら?
あまりにも室外機から出る水の量が多すぎて、よく分からないところから水が漏れているなど少しでもおかしいと感じたらすぐに水漏れの修理業者に連絡することが大切です。
「後で大丈夫でしょ」と思っていてはいけません。水漏れを放置しておくとエアコンの効きが悪くなり、場合によっては壊れてしまう可能性もあるのです。そのため、工事を依頼できる業者を前もって調べることが重要です。
現在では、24時間対応を行っている業者やリーズナブルな料金を掲げてサービスを行っている業者などさまざまあるので、自分に合ったところを見つけて連絡先などをメモしておくといいですよ。