日常生活に置いて水は「炊事」「洗濯」「お風呂」「お手洗い」などなど、飲み水以外にも多くの給水や排水と私たちは生活を共にしています。
人間の体の大半が水分であるのと同じで、生活環境には水は切っても切れないモノと言えます。
そんな水回りの事故や水漏れ修理を軽んずると、あとあとにまで手痛い失敗となりえますので何が怖いのかの要点をおさえておきたいと思います。
リフォームと水回りの関係性とは
水漏れ修理を怠ると最悪の場合にはリフォームを考えないと行けないケースというものがあります。
それが水による家全体の劣化です。
仮に「大きめの地震」や「虫食い」「老朽化」で壁に小さな隙間や皹があったとします。
そこには水の配管があるかもしれませんし、その場所より上のところで水漏れが重なった時に「水は冬になると凍結する地域」があります。
凍結した際に水は体積が増えて膨らむ特性を持っていますので、もし何かしらで出来た皹に水が入り込み、それが毎年の冬の度に、凍結した水によって少しずつ広げられていたら、その壁や床はきっと見た目以上に劣化して隙間風や虫の通り道になってしまうなど、最悪リフォームというも殆どが建て替えに近い状態を余儀なくされるかもしれません。
もう一つは、水漏れ修理を必要としていた箇所が「排水」関連の水だった場合です。
それは何かしらの汚れを含んだ不衛生な水で、単純な水の凍結という話ではなくなります。
不衛生な水は人体だけでなく、建物などの素材にも大きく悪影響を出すものも多く、劣化を加速させ「害虫などの呼び水」になってしまうなど、その修理対応が遅れれば遅れるほど不衛生な水は目に見えているだけでなく、見えにくい場所やまったく見えない箇所にまで影響していくのです。
当然それが進行すれば、単純な清掃や対応では効き目が薄くなってしまい、これもリフォームなどの大掛かりな対応を迫られることになる問題です。
水漏れ修理の重要な点・知っておくこと
前述の通り、水漏れはその場所や他の要因なども重なると大きな被害になることがあります。
それを頭に入れた上で、どうするのが最善かを考えて行きます。
まずは水漏れが起きたらどの部分で水が漏れているかを確認が第一です。
それが「排水」部分での漏水だとしたら、その周りには衛生的影響が出ますし、水漏れをすぐに止められない状況だと、湿気を発生させてしまうので、場合によりますが家の中の食品をはじめとした生物に影響を与えますし、台所排水の場合は近くに食器などを置いてあることも多いので「口にするもの」「口を付ける物」に影響が出るのは、自分たちの健康にかかわってきます。
水漏れを確認したなら、落ち着いてまずは水漏れを一時的にでも止める対応を行ってください。
次にその修理が「自分で行える範囲の物か」を検討してください。
日曜大工などで工具が家にある人なら、簡単な物はすぐに対応できるかもしれません。
一時的応急処置だけでも、少しでも対処できる道具や知識があるのなら、対応しておくのが賢明です。
ですが注意しなくてはいけないのは「自分でどこまで出来るのか」を良く把握することと「本当にその場所だけで対処は十分か」を確認することです。
先に書いた通り、水回りは非常に住宅でも人の生活と深くかかわって居てデリケートな部分です。
もし自分で対処したとしても、問題が起きた時には一度業者に依頼をして「水回りに他の問題が無いか」「いったい何が原因だったのか」を調査することをお勧めします。
水漏れ修理や対応がなぜ早い方がいいのか
先に述べた通りに、悪影響が多いからという物だけでも「迅速な対応」というには十分な理由と言えるでしょうが、さらに水漏れ修理を急いだ方が良い理由がいくつかあります。
それが「流水の力」や「隙間での水圧」などの話です。
ホースなどを使った際や、蛇口でも指を当てて出口を小さくすると勢いがついて水が噴き出します。
そんな事をして子供の頃に遊んだ人も居るかと思いますが、まさにこれです。
水漏れしている箇所が最初は小さく、そこから噴き出す水は少量でも勢いがつくことがあります。
これは隙間の小さい場所から漏れ出すからですが、勢いのついた水は石などを削るほどに強く、相手が金属であってもそれは同じですし、相手がゴムパッキンや塩ビの管であったなら、その隙間が押し広げられるのは時間を追うごとに当然増していきます。
水漏れは小さく見えてもその影響はどんどん増していきますので、対応が遅れれば遅れるほど流水の影響で劣化は広がり、水の量が増えれば周囲への影響も大きくなっていくという悪循環を生み出していきます。
「漏れ出している部位が小さいから」「少しの水漏れだから」「自分で手を加えたら止まったから」と安易に考えずに、水漏れ修理の対策は早め早めに、出来ることなら実際に問題が表面化する前に「定期的業者に頼んで水回りの点検」を行うなどして、水漏れが発生する前に対処してしまうのが、生活する人の健康にも家そのものにも影響が無く最良だと言えます。