実は水漏れを修理するときには、工事の内容によっては資格が必要な場合があります。それも確認してから業者を選ぶことで、確実トラブルを最小限にとどめることができます。早く直すだけではなく、しっかりと直すためにも、確かな技術を持つ業者に依頼することが一番の修理です。そのためには保持者がいるかは要確認です。
誰でもできる範囲は給湯装置で線引き
水漏れをはじめとした水回りの工事をするには資格が必要ですが、中にはなしでもできる範囲があります。それが給湯装置よりも先の部分です。
この部分で一番多い水漏れの原因は蛇口で、パッキンが劣化して水が漏れてしまうことは多いです。この部分は他の部分に影響がないので、修理は誰でも許されています。実際にパッキンは一般にホームセンターなどで売られており、自分で直すことも可能です。ですから、修理するのも誰でも可能です。
水道関係は誤って傷をつけたり、破損させてしまうと、その家の方だけではなく、水道を使う他の多くの方にも影響が出てしまいます。それだけ重要な部位なので、専門的な知識やスキルがなければ勝手に修理をしてはいけないので、試験が設けられています。蛇口付近に原因があるときには、特に気にせず、早急に修理することに集中しましょう。それ以上内部の修理には、高度なスキルが必要なので専門家に依頼しましょう。
大きく3つの資格で水漏れに対応できる
給湯装置より先の修理は資格が必要です。主に3つあり、できる範囲や専門性が異なっています。
まずは給湯装置そのものや周囲の修理には給水装置工事主任技術者が必要です。
次に排水管の修理には下水道排水設備工事責任技術者、給湯系や排水系と浄化槽までチェックできるのが管工事施工管理技士です。
どれを取得するにも実経験が必要で、そのうえ合格して取得できれば、知識と経験の両方が揃っていることの証明でもあります。これらの資格を持っている方がいる業者なら、専門的な修理をおこなえますし、さまざまなケースに対応できますので安心です。多くの方と共有する部分に手を加えるので、厳格に工事できる条件が決まっています。
それをパスしていない業者も稀にいるので、依頼するときには一度業者の質をチェックして、確認するようにしておきましょう。多くの業者はホームページなどに記載されていますが、見つけられないときには、依頼する前に電話で聞くなどしてはっきりとさせておくことで、後からトラブルに巻き込まれるリスクがありません。
さらに資格を持っているスタッフが1人でもいれば、指示を出してアシスタントに作業させることも可能です。ただ、その場合も最終チェックは責任者がおこなってくれるかもよく見ておきましょう。スキルがあると原因も修理も判断が早いので、無駄のない動きで素早く対応してくれます。
業者として必要になる条件は大前提
水漏れ修理に必要な資格は、個人で取得するものです。これ以外にも業者として持っておかなくてはならないものもあります。これを取得していないと、個人で資格があっても修理することは認められないので、持っていることが大前提です。それがその地域の水道局からの指定です。
水道局から正しい修理ができる、道具や使う材料が適していると認められた業者に与えられます。逆に言うと、この指定がない業者は水道設備を一切触ってはいけないことになりますので、しっかりと明示しているか確認は必須です。水漏れを修理するには、業者としての認定と、個人としての資格のダブルで知識を付けておく必要があります。実は水道周りの工事には多くの制限があるのです。
ここで注意しておきたいのが、広域を対象として駆けつけてくれる業者です。例えば業者の事務所がある行政の水道局では水道工事指定業者であっても、隣の地域の水道局では指定を受けていないなども考えられます。あくまでも、修理をする場所の水道局の認定が必要なので、その点は間違わないようにしましょう。広範囲に駆けつけるなら、それぞれの地域の水道局で指定を受けるための条件などは違いがあるので、対応する柔軟性も整っている適応力のある業者だと利用者にとっても魅力的です。
水漏れを修理はスピードが重要と考えがちですが、実は高度なスキルと知識が必要で、影響が広い範囲に広がっていくので責任も重い工事です。そのため、資格も必須になっており、業者としての指定を受けることと、個人で資格を取得する必要があります。どちらも欠かせないことですから、依頼する前にきちんと取得しているかを確認してから、修理をしてもらえる業者を選定しましょう。
工事はミスが許されないですから、確かな技術が備わった専門家のいる業者を探すようにすることが、安心できる水回りに整えることができます。業者の方は、付加価値を高くするためにも社員教育に力を入れることで、実力ある水漏れ修理の業者に成長できます。