水漏れ自体は建物の老朽化などによっても発生してしまうため、決して珍しい現象というわけではありません。
しかし、ただ水が漏れてくるだけだからといって、放置しておくことは非常に危険です。
実際に放置することによって事故が発生してしまうこともあるからです。
では、実際にはどのような事故が発生してしまうのでしょうか。
漏電は絶縁が悪くて電気が他に漏れ出てしまう現象
本来、電気というのは絶縁してあるので、外部に漏れてしまうことはなく電気回路の中だけを流れている状態です。しかし電線が傷ついてしまったり、その電線自体が老朽化していると、漏電してしまうこともあります。
またそれ以外にも防水性がない、もしくは非常に低い電化製品が水漏れなどによって水をかぶってしまうと、結果的に漏電が起きてしまうということもあります。
この場合、正しく電気が流れずに外に漏れてしまったということになるので、電力の損失につながります。つまり、月々の電気代が通常時に比べると非常に高くなってしまうという可能性が出てきます。
ただ、電気代が高くなるだけでなく、実はそれ以外にもデメリットが存在しており、それが、漏電によって事故が起きてしまうということです。
漏電によって起きてしまう可能性のある事故
漏電が起きたからといって、すぐに事故が起きてしまうとは限りませんが、放置しておけばおくほど危険な状態になります。ですから、何かトラブルが起きているということを発見した場合、水漏れが原因ならばすぐに水漏れ修理を依頼しましょう。そうすれば被害が拡大してしまうこともなく、もちろん多きな事故が発生してしまうということもなくなるからです。
例えば、漏電している箇所に触れてしまった場合、少しびりっと痺れるということも十分あり得ます。しかしもしかしたらその電気が身体中を流れ、致命的な障害が残ってしまったり、時には命に関わる事故となる可能性も否定できません。
また実際には感電してしまうというだけでなく、実は火災を発生させてしまう可能性も十分あります。中には感電はイメージしやすくても、火災はどうしてもイメージできないという人もいるかもしれませんが、実際にこの被害は多数発生しています。
電気代が高いが、修理費用の方がもっと高いからといって漏電や水漏れをそのまま放置しておくことは非常に危険です。また放置したがために事故が発生した場合、修理費用よりももっと高額な費用が請求されることになるだけでなく、命を落とす可能性も増します。
最近電気代がかなり高額になったという時などは、是非漏電の可能性を考慮し、まずはトラブルの箇所を探してみましょう。またもしトラブルが発生している箇所が発見された場合は、すぐに専門の業者に連絡をして修理を依頼することをおすすめします。
漏電によって発生する火災のメカニズム
漏電と火災がどうしても結びつかないという人もいるかもしれませんが、実際に色々な場所で火災は発生しています。では、どうして漏電によって火災が発生してしまうのでしょうか。
そもそも、電気が正しく流れずに漏れてしまうと、放電したり火花が出てしまうということがあります。電線からパチッと出るだけであればまだ大丈夫なのですが、パチパチと出ているとガスなどの可燃性のものに引火する可能性が出てきます。そしてその結果、火災が発生し、甚大な被害となることもあるので気をつけましょう。
また可燃性ものもがないからといって安全かと言ったら決してそうではありません。正しく電気が流れていれば心配する必要はありませんが、本来電気が流れない箇所に沢山の電気が流れるようになった場合などは、発熱してしまうことがあります。
この時の発熱のことを抵抗加熱と呼びますが、これが原因で発火することは十分あり得ます。また抵抗加熱と同様に注意しておきたいのが誘導加熱です。コイルの中に金属を入れると磁力の影響によってその中の金属が熱を持ってしまうことです。
このように、色々なことで発火する可能性は十分あるので、トラブルを発見したらすぐに修理を依頼する方が安全なのです。
通常電気が流れるケーブルなどは濡れないように絶縁処理がされていますが、水漏れが発生すると絶縁体の中に水が入り込んで漏電してしまうということもあります。つまり、電気が正しく流れずに外部に漏れ出てしまうのです。
その場合、放置しておくと外に電気が漏れてしまうので感電してしまうことがあります。また火花が散ったり過剰に発熱してしまうことによって火災が発生してしまうこともあるので注意しなければなりません。
もちろん軽度な場合は少し痺れる程度ですが、重度な場合は命に影響を及ぼすこともあり得ます。したがって、水漏れトラブルなどが起きている箇所を発見したらまずは専門の業者に連絡をして早急に水漏れ修理を依頼しましょう。