水漏れが起こりやすいのが蛇口部分です。
例えば、パッキンが破損してしまって水漏れするということがあります。
パッキンは水をせき止めたりする働きがありますが、パッキンは破損や腐食しやすいものでもあります。
水漏れ修理する際にこうしたパッキンについて知っておけばより効果的に修理を依頼できます。
ここではそんなパッキンについて詳しく紹介します。
代表的なパッキンの種類
水道の蛇口で用いられる代表的なパッキンを見ていきましょう。
〇蛇口ノズルと蛇口本体をつなぐ取り付けパッキンがその一つです
これはパイプナットと自在パイプで蛇口ノズルと蛇口本体はつながれますが、この取り付けパッキンは両者の摩耗を防ぐ働きがあります。
このパッキンが壊れてしまうとパイプナットのしまりが悪くなって蛇口ノズルが落ちることもあるのです。
こうした基本的なパッキンの働きとしては部品の摩耗を防いだり、適切な隙間を作ったりすることなどがありますが、水漏れを防ぐ働きもあります。
パッキンも寒冷地によっては特別仕様のものも用いられることもあります。
〇蛇口ハンドル内にもパッキンは用いられています
蛇口ハンドルはビス、カバーナット、スピンドル、ケレップ・コマとハンドル内パッキンで構成されていますが、このパッキンは水が漏れるのを防いだり、カバーナットとスピンドルを接続する働きがあります。
パッキンもこのように箇所によって働きも少し変わってくることもあるのです。
温水・冷水を切り替えられるような蛇口であったりするように構造が複雑な蛇口だとパッキンも多数用いられています。
このようにパッキンにもいくつも種類があります。
蛇口に用いられているパッキンがどのようなものか知っておけばもしも故障した際にもパッキンを取り替えればそれで終わりになります。
◆パッキンもホームセンターで手に入るものもありますが、直接メーカーに連絡して取り寄せないといけないこともあります。
◆パッキンも正しいものを使用しないとしっかりと働いてくれませんし、水が漏れてきてしまうこともあります。
だからこそパッキンを交換する際などはしっかりとした正規のアイテムを用いるようにすると良いでしょう。
〇パッキンは損傷・腐食しやすいもの
予備を用意しておくともしもの際にも慌てないで済みます。
蛇口によっては予備のパッキンが標準でついてくるような便利なものもあるくらいなのです。
〇パッキンは汚れがたまりやすいところでもあります
このため、蛇口を分解してパッキンは定期的に洗浄しておくのもパッキンを長持ちさせるコツです。
パッキンを洗浄する際には歯ブラシなどを用いて溝の中まで掃除しましょう。
また、パッキンに損傷などがある場合には新しいモノに交換しておくと良いでしょう。
パッキンもいつまでも何もせずに放置しておくと壊れてしまって水漏れを生じさせることにもなりかねません。
水漏れ修理がもしも遅れるとどうなる?
水漏れはほうっておかれることも多いもの。
少しの水漏れ程度であれば
「いつかは止まるだろう」
「少しくらいならば大丈夫だろう」 と無視されてしまうこともあります。
とはいえ、水漏れは放っておいてどうにかなるものではなく、むしろ状況が悪化するだけです。
もしも水漏れ修理をしないと水漏れが床下にまで達して床下をダメにしてしまうこともあります。
これはよくある水漏れの被害の一つですが、こうなると単なる水漏れ工事以外に床下工事も必要になることがあります。
◆水漏れによってシロアリなどの害虫が発生することもあります
◆水漏れで部屋が臭くなるなんてことも
◆水漏れによって部屋の衛生環境も悪くなり健康被害が生じることもあります
こうならないためにも水漏れが少しでも生じたら早めになんとかしましょう。
水漏れも最初のうちに対応すれば修理費用も安くて済みますし、被害もそこまで広がらないで済みます。
逆に水漏れをほうっておくと被害も広がって単なる穴埋め工事だけではすまずに配管の取り替えが必要となることもあるのです。
〇水漏れは気づかれないことも多いこともポイントです
例えば、壁の中に敷設されている配管に穴が空いている場合には全く水漏れしているとわからないこともしばしば。
このような場合には数年以上も水漏れしていることに気づかないで過ごしてしまうことも。
これにより多大な被害をもたらしてしまうこともあるのです。
〇こうした水漏れに効果があるのが水漏れ検査です
水漏れ検査を依頼することにより水漏れしている箇所もわかって予防もしやすくなってきます。
水漏れ検査は定期的に行っておくとよりよいでしょう。
いずれにしても水漏れは決して軽視して良いものではありません。
水漏れを放っておいたために家が台無しになることもあります。
そうならないためにもすぐにでも対処しておきたいところです。