突然の水漏れが起きたとき、修理業者が来るまで、ある程度の応急処置をしておくことは大切です。そんなときに慌てず対処できるかどうかが、その先の悲劇を防止できるかにつながります。素人でも、これなら扱える便利で簡単な、優良な水漏れ修理に役立つグッズを購入しておきましょう。
普段から水漏れ対処意識が必要な理由
素人の応急処置などと簡単にできるものばかりではないから、最初から修理業者に依頼するのが絶対に安心だと考える人も多いですが、少し学べば、この程度のことなら自分で十分できたのではないかというほどの水トラブルも随分とあります。
業者待ちの時間の水漏れにより水道代が無駄に高くつくだけではなく、水でびちゃびちゃになった床や家具、その他、多くの犠牲が考えられます。集合住宅で水トラブルがあると下の階への迷惑や大金の弁償が生じる可能性があります。だから、すぐに水漏れの応急処置ができる準備は、災害グッズ並みに必要です。
また、修理業者が呼んですぐ来るという状態であっても、待っている間に少しでも水の漏れを防いでおくことができると、被害が複数に及ばず助かることもたくさんあります。被害が拡大しない処置を施すことで、修理業者に支払う修理費が安くなる可能性も十分あります。
もちろん、素人がやると、かえってひどいことになったり、隠れて見えない水漏れ原因を発見できず、何日か後に悲惨なことになることもあります。だから、普段から、発生場所やトラブルの状況により、どのような方策を選択すべきなのかをしっかりと知っておくことが、とても大切です。そのことを意識して、修理業者が来るまでにできる正しい応急処置を効率よくおこなえる修理用具を準備することです。
いつ水漏れが起こっても大丈夫な対策
例えば排水パイプの水漏れには、交換用のパッキンを準備しておき、交換方法の注意点や交換の仕方などの情報を知り、自ら修理をすることもできるでしょう。知識と修理用の品があれば、修理業者を呼ぶことなく済みます。
そんな単純な作業でも苦手で自信がない人もいます。その場合は、防水用のテープを漏れているところをふき取り、ぐるぐると巻き付けて予防するというのも、優れた処置になります。水漏れ防止スプレーも常時あると、老若男女誰が使っても役に立つことが多いでしょう。ほかにも硬化したらカチカチに固まる超強力パテもあります。最近のテープは、水漏れしているパイプにぐるぐる巻けば、半永久的に効果を発揮するという優れたものもあります。
もちろん、グッズとともに、処置に必要な工具類もそろえておかなければなりません。そして、万が一のあらゆる事態を想定して、何をどうするのか、場所と原因の把握とそれに応じた具体的な手順を頭の中で具体化しておかなければ、いざとなったときにグッズが十分準備されていても、おろおろとしてしまい、役に立つ行動ができません。その点も気を付けておくことを忘れないことです。
どこの水漏れにも役に立つグッズと知識
ただ、大事なのは水漏れ修理を正しくおこなうための見極めです。パイプ一つとっても、ひび割れであるのか、パッキンの弾力性の欠けによるものなのか、ジョイントが外れかけているのかなどがあり、トイレなどの電化製品においては、中に細い多くの管があったりしますから、どこを処置したらよいのか判らなくなります。
変なところにパテを固めてしまったり、全然関係ないところにテープを巻いてしまうと、さらに水による被害は拡大する危険性や機器類を壊してしまったなどという後悔を伴う可能性もあります。
水漏れ修理用のグッズは、もしかしたら業者を呼ばなくても済んで安く済む対策としても役立ちますが、修理業者並みに見極める眼も必要です。ネット情報などで、それらの細かな知識と準備物を学んでおくことと、同時に、水トラブルがあったときにどの業者に依頼するべきなのかの情報も収集しておくことがとても大切です。
優良な業者を知っておくことで、トラブルで困ったときに処置方法を仰ぐことができるからです。状態を明確に知らせることでタイアップした正しい処置が可能です。
水回りのトラブルは、修理業者を依頼しなくても素人でもできる部品の交換だけで済む場合もあります。また、最近は半永久的に効果が持続するとても優良な水漏れ防止テープもあれば、強力に固定するパテなども売っています。
しかし、場所や部位により、そして、水漏れの原因により、簡単に直るものであっても、処置方法の判断を間違えると悪化してしまう可能性があります。普段からグッズと知識は常備しつつ、いざというときは信頼できる業者に指導を仰ぐのも大切でしょう。