お風呂・洗面台・台所など水周りの水漏れは突然起こるイメージがあります。しかし、実は水漏れは突然ではなく日に日に進行していきます。
配管などのシステムが老朽化するためです。水漏れが怪しいと思ったら自分でもチェックをしてみましょう。ある程度なら把握できます。
水周りは高い確率で起こりやすい
水漏れが起きやすい場所は台所・洗面台・お風呂・トイレ・エアコンなど色々あります。水を使う場所なので当然発生してきます。
水漏れしているかはどうかはまず確実にない場所から始め、最後に残ったところを調べる方法があります。配管から音がする・カビが突然増える・湿気や水が溜まっているといったケースがあります。
例えばトイレを流した後に流れ続けていたらそれも当てはまります。日常生活が忙しくて目が行き届かないと気づかぬうちに進行している可能性もあります。
また、晴れていてもなぜか水たまりがあるなら外部の水道管が怪しいかもしれません。露出している部分にしかないとも言い切れません。給湯器や洗濯機の配管やジョイント部分もチェックしてみましょう。
普段は見ることのない部分も実は要注意のポイントなのです。この部分は掃除していても中の構造を把握することは難しいです。たいていの場合は構造やジョイント部分を把握してないので、放置しがちです。心当たりがないのにトラブルが起きたらこの部分に問題がある可能性が高いでしょう。
自分で確認する方法
水周りに欠かせないのは排水管です。排水管は経年劣化するので、古い排水管はサビ・ひび割れやつなぎ目がずれる不具合があります。亜鉛メッキだと20年、炭素鋼は20~25年、塩化ビニール管は30年と素材によって変わります。
水は日常生活に欠かせないので経年劣化は仕方のない部分があります。住んでいる家やマンションの築年数が古いなら多少は懸念したほうがいいかもしれません。
水漏れが心配ならプロの業者に検査してもらうといいでしょう。不備が見つかればすぐに水漏れ修理してもらえます。ですが、ある程度なら自分でも確認することも可能です。
まずは水道メーターがどのように動いているかチェックします。家のあらゆる蛇口を全部止めて、水道メーターの蓋を開けてください。ちなみに蓋はいずれも樹脂製か鋳鉄製です。
水道メーターの中には羽のようなものがあり、パイロットと呼ばれる部分が動いています。パイロットの動きをしばらくじっと見つめましょう。丸い部分が回転していたら水漏れが生じています。
水道メーターは一般的な戸立て住宅や2~3階建てのアパートなどは玄関先に設置されています。マンションなどの高層住宅は廊下や玄関にガスや電気と一緒に設置されています。
よくある水漏れのケースを紹介します
まずは水漏れが起こりがちなトイレです。タンクから音がしたり、便器の水が動いているパターンがあります。
タンク内にはボールタップと呼ばれるものがあり、これが壊れると排水のゴムがコントロールできず常時水が出てしまいます。ウオッシュレットでは周囲のパーツから漏れる可能性もあります。
散水栓や立水栓など外の水道を使う場合も水が抜けるケースがあります。これはうっかり元栓を閉めずにとめてしまうことで起こります。
ずっと出しっぱなしになるのでこれはお風呂のシャワーにも当てはまります。シャワーの中にはヘッドボタンで一時的に止められる先止めスイッチがあります。先止めスイッチがあれば子供の体も楽に洗えるでしょう。ところがこの機能があると、止めたつもりでも微量の水が出てくることがあります。
洗濯機の場合はワンタッチ式ではなく、蛇口に押し付けてネジを固定する古いタイプで起こりやすいです。劣化していると接続が緩くなり漏れてしまいます。下水を洗濯機のホースに直接流すタイプも同様です。
水が出るところは全て疑ってまずは触ってみましょう。周辺に水がこぼれていないかのチェックも必須です。これらを一斉にチェックして不備が見つかればプロの業者に水漏れ修理をしてもらいましょう。
最寄りの業者でもいいですし、インターネットからでも見つかります。
早めに気づくためにも自分でチェックする癖もつけましょう。お風呂・洗面台・台所・トイレなど日頃の生活で少しでもチェックすることは可能です。
問題が小さくても気づかないうちにどんどん進行していきます。大きなトラブルに発展したらあわてて業者を呼ぶことになるので気をつけましょう。
水漏れはないけど周辺が濡れているなら外部の配管が老朽化している可能性もあります。老朽化しているかどうかはプロの業者に依頼すればすぐ分かります。
表面だけでなく、床下や埋設配管など難しい場所も検査してくれます。地区年数が古いと水道管も老朽化していくので十分ご注意ください。
集合住宅に住んでいる方は大家さんに相談して解決してもらう方法もあります。