家電製品の中でもトップクラスの人気を誇っているのが食洗機です。
これは食べ終わった食器を自動ですべて洗ってくれるのでとても便利な機械です。
食洗機からは水漏れはほとんど発生しませんが、時折なんらかの事情で水漏れが起きることもあります。
ではそんな時にどのように対処すればいいのでしょう。
水漏れする原因とその対処法とは?
水漏れする原因はさまざまですが代表的なものは6つあります。
ではそれぞれ見ていきましょう。
〇食洗機のパッキンの汚れが原因
まず、食洗機のドアの蓋のゴムパッキンに食べ物のカスなどの汚れが溜まっていたりすると水漏れが発生します。
たとえば食洗機を長く使用していると色々と処理しきれない汚れがこびりついてしまう場合があります。
しっかり定期的に掃除をしていれば問題ないのですが、食べ物のカスなどがドアのフタ部分にあるゴムパッキンに溜まっているとドアを閉じたと思っても少し隙間が空いてしまいます。
そうなると、そこから水漏れが発生してしまうというわけです。
食洗機はドアが閉まらない場合はスタートボタンが押せないような仕組みになっています。
しかし、本当にわずかな隙間などは認識することができません。
そのため洗浄を開始してしまい水が漏れてしまうのです。
★対策として★
ゴムパッキンを定期的に丁寧に掃除するといいでしょう。
ただし、ゴムパッキンはとてもデリケートなパーツで破損しやすくなっています。
掃除を行う時にはソフトな素材を使ったタオルや布で掃除を行うことをおススメします。
〇指定された洗剤を使っていないことが原因
食洗機を使用する際には、メーカーごとに指定された洗剤を利用する必要があります。
まず、食洗機は通常の台所用洗剤とは違い泡立ちが少ないものを使っています。
そのため、指定された洗剤以外の泡立ちの強い洗剤を使用して食洗機を稼働させている場合だと内部で大量の泡が発生してしまうため、これが水漏れにつながってしまいます。
また他にも、洗剤自体を使用せず稼働させ続けたりすると排水口などに脂が溜まっていき上手く排水ができません。
そうすると漏水エラーとなってしまいます。
★対処として★
必ず指定された洗剤を使用することを心がけましょう。
〇製品自体の寿命が原因
食洗機の寿命はだいたい10年といわれています。
そのため購入してから長い年月が経っていると、パーツが劣化してしまったり、水を溜めるところに異常が発生したりして水漏れを引き起こしてしまうのです。
一般的には使用を始めてから8年から9年くらいたった時あたりから異常が少しずつ見えはじめます。
そのため使用年数が長いと、たとえ水漏れを直しても製品自体が寿命を迎えているので故障が何度も起きることになります。
★対処として★
製品の買い替えをするといいでしょう。
現在では、ネット通販などでかなりリーズナブルな値段で売られているものがたくさんあるので検討してみるのがおすすめです。
〇ホースの接続不良が原因
食洗機には「排水ホース」と「給水ホース」があります。
これらのホースがきちんと繋がれていないと水が一気に滝のように噴き出してしまいます。
そうなると周りは水浸しになるためかなり大変です。
たとえば、床のフローリングに水が溜まってしまうと木が腐ってしまったりするため甚大な被害となる恐れも。
さらに食洗機は温水を使用しているため場合によっては軽く火傷をしてしまう可能性もあります。
★対処として★
給水ホースや排水ホースをきちんと接続することが大切です。
接続作業をしている際には気を抜かないようにしましょう。
〇食洗機を置いた場所が水平でないことが原因
水平な場所に置いたと思っても、ほんの少し傾いている場合があります。
そうなると、内部の水が傾いている方に溜まってしまい水漏れが発生してしまう可能性も。
★対処として★
水平な場所を探してそこに設置し直すといいでしょう。
〇扉が完全に閉まっていないことが原因
結構多いのが、扉がしっかり閉まっていなくて水漏れが発生するケースです。
先述したとおり、食洗機は扉が閉まっていないとスタートボタンを押すことができないものが多いです。
ですがふんわりと閉まった状態でも食洗機が大丈夫と判断して運転を始めてしまい、ガタガタと振動していく内に扉が開いてそこから水が漏れてしまうケースがあるのです。
★対処として★
ピタッと扉をきっちり閉めることを心がけましょう。
そうすれば扉が開いてしまう心配はありません。
原因が分からないのに水漏れしている場合は?
なんだか自分ではよく分からないのに水漏れしているという場合は、思い切って業者や販売店の窓口などに連絡して修理をしてもらいましょう。
そうすれば水漏れを速やかに直すことができます。
また修理代に関しては、業者などによって大きく異なりますがだいたい1万円から2万円くらいが相場となっています。