普段暮らしている中で天井から水がポツポツと滴り落ちてきたり、壁に大きなくすみができたり、急な水漏れはいつ起きるか分かりません。
また水漏れと一言に言っても、その原因は色々あります。
そのため、いざ水漏れしたときにどうすればいいのか分からずパニックになりがちです。
そこで今回は天井や壁から急に起こる水漏れの理由や対処方法を説明します。
天井・壁から水漏れする原因は3つある!
・雨漏りが原因
天井や壁から水漏れが起こった原因で一番よくあるケースが「雨漏り」です。
たとえば「晴れている日は大丈夫なのに雨の日になると水漏れが起きる」「悪天候のときに頻繁に水漏れが生じる」などの場合は雨水が家の中に侵入してきて染みこんでいると考えられます。
もちろん、普通の建物は雨水が入らないように防水加工がおこなわれているため雨水が侵入してくる可能性は極めて低いです。
しかし建物は月日が経っていくと劣化していくため天井や外壁に隙間が生じてしまい、その間から雨水が侵入してきて雨漏りを引き起こすと言うわけです。
さらに雨が降りやすい地域や台風が通過しやすい地域などは建物へダメージが溜まりやすく、防水加工が剥がれたりするので雨漏りが起きやすくなります。
・上の階からの水漏れの場合
たとえば、一戸建てで家が広い場合は2階にトイレや洗面所が設置されているところもあります。
その場合は、それらの設備から水漏れが起きて天井や壁に被害を及ぼしていることも少なくありません。
トイレの水を流して、洗面所を使っているだけで水漏れが発生するだけでなく、朝から晩までずっと水漏れをしていることもあります。
原因は、主にトイレの排水管の劣化や洗面所のパッキンの破損などを挙げることができます。
水周りの設備の耐久年数は素材や使い方にもよりますが、平均して10年前後とされています。
そのため時が経って劣化してくると水漏れが起きてしまうというわけです。
・水道管がトラブルを起こしている場合
マンションやアパートなどにお住いの場合は、壁や天井に水道管が張り巡られていることがあります。
この水道管が破裂したり損傷したりすると水漏れが起こり、壁や天井が濡れてしまうというケースもあります。
あまりにも大量の水漏れが発生しているようなら水道管に何らかのトラブルが起こっている可能性が高いです。
また、破裂や損傷が起きる主な原因は水道管が劣化したという場合が多いですが、なかには凍結などのケースもあります。
水漏れはどう対処すればいいの?
①天井や壁から水漏れが起きたなら慌てたりせず、まず賃貸住宅(アパート・マンション)なら管理会社、一戸建てなら水道の修理業者に電話で問い合わせを行うといいでしょう。
②たとえ天井や壁から漏れている量が少なくても内部で大量の水が漏れてしまっている可能性もあるので、くれぐれも自分で修理をしないようにすることが大切です。
天井や壁からの水漏れはかなり厄介なので素人にはほぼ直せません。
ほとんどのケースだと修理をするために、壁紙をすべて剥ぎ取ったり、屋根裏に上ったりすることになります。
とてもレベルが高い作業なのでプロの業者の方でないと対応することができないでしょう。
そのため絶対に業者に依頼することをおススメします。
水漏れは絶対に放置しないこと!
・天井や壁からの水漏れが軽微な場合であっても絶対に放っておかないでください。
たとえば、アパートやマンションの場合は天井や壁からの水漏れは落ち度がないなら管理会社や大家さんが修理料金を負担してくれることが多いです。
しかし、水漏れしているのを知りながら放って置くと被害が大きくなって修理にかかるお金も高くなってしまいます。
そうなると、放置していたことの責任を問われる可能性もありますので水漏れを発見したらすぐに管理会社などに報告することが大切です。
・また、一戸建てで天井や壁からの水漏れを放置するとカビが発生したりするため健康被害を引き起こすこともあります。
・さらに家の耐震強度も弱くなるうえにシロアリなどの害虫も発生する可能性も高く、甚大な被害を受けてしまうのです。
そのため水漏れを発見したらすぐに対処しましょう。
そうすれば被害も少なくて済みます。
このように天井や壁からの水漏れは住んでいる家などに悪影響を及ぼすのです。
ですから、速やかに対処を行い正しく修理することが必要です。
水漏れ事故を補償してくれる保険に入ろう!
大切に住んでいる家でも水漏れというのは急に発生します。
そのため、水漏れの事故を補償してくれる保険に加入しておくと、いざというときに役立つでしょう。
現在では水漏れ専用の保険は無いですが、火災保険の保証で水漏れ事故をカバーしてくれるものがあるのでそちらに加入するといいです。
自分の家の未来や家族の生活を大事にするなら、絶対入っておくことをおススメします。
ぜひ火災保険の契約内容を確認して水漏れ事故の保証が付いているか確認してみてください。