建物の中では色々な箇所で水漏れが起きてしまう可能性がありますが、その際、ただ水が流れるだけでなく、大きなトラブルが発生している可能性があります。
その一つが漏電してしまうことで、その結果感電や火災などが起きる可能性もあるので注意しましょう。
水漏れによっても引き起こされてしまうことも
漏電自体は電線が老朽化することなどで電気が漏れ出てしまうことを言いますが、決してそのままのにしても良い状態ではありません。
本来、家電製品はゴムなどを利用して外に電気が漏れ出ないように絶縁しているので、安全に利用できます。しかし水漏れによって水分が絶縁体の中まで入り込んでしまうと、その結果漏電が起きてしまう可能性が高くなるので注意しましょう。
またこの場合、放置しておくと家電をそのまま使い続けることができなくなってしまう場合も決して少なくありません。まずは修理を依頼する、また修理ができないような状態になってしまったら、買い換えなければならなくなることを理解しておきましょう。
また何より電気が漏れている状態なので、よりたくさんの電気を使わなければならなくなり、電気代も高くなってしまいます。もちろんこのように金銭的なことだけでなく、感電してしまう可能性もあるので十分気をつけなければなりません。
感電はその強度によっては体を動かすことができなくなってしまうだけでなく、生命にも影響を及ぼす可能性もあるからです。
また金属が発熱して火災が発生してしまうこともあるので、そのままの状態で放置しておくことは決して良いとは言えないのです。
水漏れが原因で発生してしまった時の対応
水漏れが原因で漏電してしまっている場合、その場所は絶対に触らず、まずは業者に連絡をしましょう。
一戸建てに住んでいる場合は、まずは電気保安協会の方に連絡をし、さらに電気工事会社に調査してもらうなど対応します。この時にトラブルの箇所を触ってしまうと感電してしまう可能性が出てくるので、絶対に触ってはいけません。
集合住宅の場合は、自分のところだけで発生しているのか、他の部屋でも発生しているのかでも対応が大きく変わってきます。自分の部屋の場合は、まずは電気保安協会と管理会社の方に連絡をして対応してもらうことになります。
また他の部屋や共用部分でも同じような状態になっているのであれば、すぐに管理会社の方に連絡をしましょう。もちろん管理組合の方にも相談をし、工事会社の人に来てもらって漏電対策都水漏れ修理の両方を行なってもらうことになります。
自分でも何かできないか、自分で行う方が安く済むのではないかと考える人もいるでしょうが、素人が行うのは非常に危険です。したがって、まずは水漏れを発見したら漏電があるかどうかを確認し、すぐに専門業者に連絡をするというのが基本です。
自分の部屋の中でトラブルが起きている時にできること
漏電が発覚した場合、基本的には電気工事を行なっている業者などに来てもらって対応してもらうのが基本です。感電してしまうと非常に危険なので素人が勝手に手を出すのは良くありません。
また、そもそもそのトラブルが起きている箇所によっては、個人的になんとかできるレベルではないということも多々あります。なので、急に漏電でトラブルが起きてしまったという時にどこに連絡をすれば良いかというのを事前に知っておくと良いでしょう。そうすれば急なトラブルでもすぐに対応することができるので、今以上に被害が拡大してしまうのを防げます。
また、日頃から漏電しないように工夫するというのも、必要なことだと言って良いでしょう。本来はあらかじめ予防をしておくことが基本なのですが、なかなかできていないということも決して少なくありません。
アースを取り付けるのは当たり前ですが、それ以外にも電気コードを束ねたまま使ったりするのも良くありません。また、水漏れが起きたままだと良くないので、まずは元栓を閉めてこれ以上水が出ないようにすることも重要です。
根本的な修理自体は全て業者にお任せする方が良いのですが、水漏れが原因で引き起こされている場合は、元栓を必ず閉めましょう。どうしても家電の方が気になってしまうという人もいるでしょうが、まずは水漏れ対策を行うこと、そしてすぐに業者に連絡をすることが必要だと覚えておきましょう。
コードを束ねたままで使ったりした時も漏電が起きる可能性はありますが、絶縁体の中に水が入った時も起こり得ます。したがって、水漏れが原因でトラブルが発生してしまったという時は、必ず元栓を閉めてこれ以上水が出てこない状態にしましょう。
また自分たちでなんとかできるものではないし、何より安易に触ってしまうと感電してしまう可能性も十分あります。なのでむやみやたらに触ろうとせず、まずはすぐに電気保安協会などに連絡をして対応してもらうのを待ちましょう。
また水漏れ自体はしっかりと修理しないと再度発生してしまうので、専門の業者を呼び、水漏れ修理も行ってもらいます。被害に遭った家電などは修理すれば利用できる場合もありますが、無理な場合は全て買い換えとなるので注意しましょう。