普段生活するうえで必需品といっても過言ではない冷蔵庫。
買ってきた飲み物や食べ物を適切な温度で冷やしてくれるのでとても便利です。
しかし、この冷蔵庫は水漏れなどのトラブルがよく起きることを知っていますか?
ふと気づくとフローリングに水が漏れてしまい大変なことに、なんてケースもあります。
そこで、こちらでは冷蔵庫から水漏れするワケと対処方法についてまとめました。
水漏れの原因と対処方法とは?
1.ドレンホースが詰まっている
冷蔵庫には冷やすときに発生した霜や水を外に出すために「ドレンホース」という部品があります。
普通なら、このドレンホースの中を庫内で発生した水が流れていくため冷蔵庫の外に水漏れしてしまうことは無いです。
しかしドレンホースの内部に汚れが溜まっていて、カビがついてしまうと水が上手く排出することができなくなって逆流するので、水漏れを引き起こしてしまうのです。
たいてい冷蔵庫から水漏れしてしまうケースの約8割はこのドレンホースによるものが原因と言われています。
★対処法として★
ドレンホースの内部に詰まっている汚れなどを取り除くといいです。
まずドレンホースがどこに設置されているのかを商品を購入してきた際に、付属として付いてきたマニュアルや取扱説明書などでチェックしてみましょう。
自分で取り外しができる範囲にあれば、ドレンホースを取り外して溜まっている汚れなどを取り除きます。
そうすれば詰まりが解決するため水漏れすることは無いです。
製品によっては取り外しが難しいものもあるので、その場合は修理業者に直すのを依頼しましょう。
2.霜取り装置の不具合
冷蔵庫は稼働していると、ドアを開けたり閉めたりすることで空気に含まれている水分が冷蔵庫の内部に大量に入り込み、最終的に霜となって張り付いてしまいます。
ですが、冷蔵庫には霜取り装置が備え付けられています。
これは内部に張り付いた霜をヒータによって熱することで水に変化させます。
その水はドレンホースの中を通って蒸発皿に溜められ、圧縮機の熱により蒸発する仕組みです。
そのため、正常に稼働していれば水はすべて蒸発するため水漏れが起きることはありません。
しかしドアを開けたり閉めたりする行為を頻繁に繰り返したり、ドアを開けっ放しにしてしまうと処理しきれないほどの霜が大量についてしまいます。
そうなると上手く蒸発できない場合や、不具合が生じてしまうため水が漏れてしまうというわけです。
★対処法として★
「ドアを開ける時間を最小限にすること」です。
具体的には、冷蔵庫を開ける時に前もって出す食材を決めておいて、扉を開けたら一気にそれを出してすぐにドアを閉めるといいです。
ドアを開けっ放しにして食材を探すのはできるだけ避けましょう。
3.製氷機の不具合
冷凍庫の中のものに霜が付いていて、大きな氷の塊がある場合は製氷機が原因で水漏れが発生している可能性があります。
主にタンクに繋がっている給水パイプがしっかり取り付けられてないと、そこから水が漏れていきます。
★対処法として★
製氷機を使用しているのなら給水パイプがきちんと取り付けられているかチェックすることが大切です。
また、給水パイプが破損している場合はメーカーに取り寄せができるかどうか聞いてみるといいでしょう。
4.冷蔵庫自体が劣化・故障している
色々と対処して、どうしても水漏れが直らないという場合は冷蔵庫の装置やパーツが劣化しているか故障している可能性があります。
たとえば長年使用しているとドアパッキンが劣化してしまうため、ドアがきちんと閉まらないことがあります。
他にも、霜取り装置が正常に働いておらず故障しているというケースもあります。
★対処法として★
このように装置やパーツにトラブルが発生している場合は、できるだけはやく修理に出した方がいいでしょう。
そうすれば直してくれるはずです。
基本的に冷却するのに必要な装置やパーツなどの保有期間は10年くらいとなっている場合が多いです。
10年以上使っている冷蔵庫だと、装置やパーツが無いので修理することができないケースも。
購入して長く使っている場合なら、思い切って買い替えてみた方がいいかもしれません。
修理業者に頼むと費用はどれくらいかかるの?
たとえば「水漏れの原因を突き止めようと色々調べたけど全然分からない」というケースもあります。
その場合は修理業者に頼むことをおススメします。
しかし、そこで気になるのが修理料金ですよね。
一体どれくらいかかるのでしょう。
これは業者や修理内容によって大きな差がありますが、おおむね1万円から2万円が目安となっています。
出張費やパーツの交換料がかかったりするため少し高額となる場合が多いです。
現在では、修理業者は無料で見積もりを実施していることがほとんどです。
そのため複数の業者に見積もりを出して比較したうえで一番お得なところを選ぶと良いでしょう。