水漏れ修理と言っても、その内容は多種多様です。
単純に配管が割けているとか、継ぎ目のゴムパッキン製品が劣化しているとか目に見えてわかりやすいのなら、すぐにでもネットを調べて簡単な修理内容であれば、わざわざ業者に依頼せずとも何とかなってしまいます。
最近のネット環境はそれほどに情報量が多く、多岐の情報が転がっています。
では、水漏れ修理を業者に依頼するのは何がメリットかをお話ししたいと思います。
自分で行う水漏れ修理のメリットとデメリット
まずは、自分で行う場合のメリットを考えて見ますと、言わずもがなすぐに取り掛かれますし、最近のホームセンターはいろいろなモノが揃っています。
日曜大工やちょっとした部屋のリフォームを趣味にしている人なら、ある程度の工具も安価で手に入るので一通りの物が揃っているから、ネットなどで修理方法を少し検索すれば「自分でもできそうだ」なんて人は多いはずです。
業者へお依頼を出せば、人件費の事や修理してもらえるまでの業者側の予定の調整、場合によっては数日水漏れ修理に取り掛かるまで掛かるなど、自分で出来る簡単な修理であれば時間も費用もグッと抑えられるのは大きなメリットです。
では、逆にデメリットはどうかと考えて見ますと「本当にそれは見えている部分だけの水漏れなのか」など、本当に今水漏れが確認できる場所を修理するだけで解決するのか判別するのが難しい場合があります。
特に築年数によっては、水漏れが表面化した部分だけ見えて、水漏れ修理したつもりが根本は治っておらず、単純に直した場所が無駄になるだけならまだしも「老朽化した他の部分の皹や隙間」などを回って行って、最悪の場合は他の部分に大きな悪影響を残す場合があります。
もし、水漏れ修理が必要な場所が出て来たら自分で出来ると思える要素があるならやってみるのも重要ですが、終わった後にでも必ず「業者にそれ以外の場所の検査」を依頼することを強くお勧めします。
特にそれが排水関係の水回りだと衛生面なども含め生活環境に影響が大きいのを忘れないでください。
業者に頼む場合のメリットとデメリット
前の項目で先に述べた通り、業者に依頼をする場合には「人件費などの費用が大きくなる」「見積もりや調査も含めて少なからず時間がかかる」などのデメリットが発生します。
使用する交換部品などの確認などもありますので、特殊な部品が関わってくる場合などはさらに時間が掛かってしまうかもしれません。
しかし、逆に大きなメリットもあり、まずは「簡単な作業であればすぐ終わる」事です。
パッと見て不慣れな人間なら慌ててしまうものでも、相手はプロですから良くあるケースならすぐに対処をしてくれます。
そして何より、自分でやる場合よりも見落としは少なくなります。
相手は当然何度も行った修理の一つですから、その水漏れを起こした原因やその場合にどういった場所が影響しているかもある程度把握しているはずです。
少し費用が掛かるかもしれませんが、水回りは特に劣化して破損した場合には相応の年数が経っていることも多く、自分では確認できない事や思いつかない水漏れの原因や影響部分があったりしますので、そういう点の見落としが少しでも減るのは大きなメリットと言えます。
後は、普段から日曜大工などで工具を使っている人なら一通りの物が揃っていて、わざわざ買い足す必要も、使い慣れていないなんてことも無いでしょうが、普段からその手の事に触れていない人にとっては、一つの水漏れ修理でも工具からそろえる必要があるものが多く、費用面でも専門の方に頼んだ方がずっと安上がりなんてことも考えられます。
折角依頼するなら出来るだけしっかりと
業者の方に来てもらって、水漏れ修理をして貰うなら少し踏み込んで会話をするのが良いです。
まずは状況や今現在の破損や水漏れ箇所に関わってくる「現状に使用状況」などを聞かれたりもするでしょうから、その点は出来るだけ正直に答えていいはずです。
しかし、しゃべり過ぎるのも問題です。
「聞くは一時の恥」とも言いますが、下手にネットで調べて知識があるというよりも「全然分からないから、関わって居そうな場所を調べてほしい」など、場合によっては追加の調査費用などが発生する場合が考えられますが「水漏れはひびや隙間を侵食する」という事を考えて、自分では調査は難しい物と割り切って専門の方にしっかり見てもらうのが得策です。
時々テレビなどで「悪徳」なんて題目で過剰な修理を必要だと言ってくるなんて話を耳にしますが、基本的な業者は信用第一で動いています。
悪い噂が流れるのは当然誰だって嫌いますし、その手の詐欺まがいの行為をするところは訪問などで「水回りの調査をしてみませんか」などの「自分たちの方から売り込みに来る」ケースの方が多く、こちらから直接連絡を入れるなどの、連絡先を公開している業者はそういう信用を落とす行為を毛嫌います。
ご自分で依頼を出した場合にはそういう点は気にせず、ガンガン相手に「分からない部分」や「一応調べたけど不安な部分」など、予備知識が無い風を装ってでも相手に聞いた方が、下手に調べた知識より経験から得た話を聞けるので「少し欲張る」くらいのつもりでいろいろ聞いた方が得をするはずです。