簡単に水漏れを修理したいという方は「漏水テープ」を活用してみましょう。
漏水テープは水漏れの発生個所によっては神アイテムとなりますが、キッチンの床下浸水や蛇口のパッキン劣化など、原因によっては全く使えないアイテムです。
適材適所で真価を発揮するアイテムなので、どんな状況において効果的なのかを見ていきましょう。
漏水テープとは?
漏水テープというのは耐水性のあるテープであり、業者の水漏れ修理でも応急処置として使われることがあるアイテムです。
漏水テープは工務店やホームセンターなど一般的に利用するお店で購入することができますし、通販サイトでも購入可能です。
お値段は商品によって様々ですが、基本的に漏水テープとして売られている製品は耐水性に優れているので、値段を重視して選べば問題ありません。
安いタイプなら1,000円以下、高いタイプなら4,000円など、耐久性や長さなどによって値段が変わります。
漏水テープが効果的な個所
漏水テープが活躍する水漏れは、主に排水管や給水管などのパイプ、トイレタンクのようにボディの亀裂やヒビ割れを補修するのに向いています。
例えば、トイレの給水管からポタポタと水が落ちている場合、そこに漏水テープを使えば水漏れを簡単に修理できます。
蛇口のパッキン劣化で本体中央やハンドルから水漏れが起きている場合、漏水テープはあまり意味がありません。
要するに漏水テープが効果的な個所というのは、根本的に「テープを貼れるかどうか?」によって決まり、「テープを貼ることに意味があるのか?」によって効果が変わります。
漏水テープは修理というより補修的な役割
漏水テープはとにかく水漏れを防ぎたいという場合に非常に便利ですが、修理というよりは補修的な役割として捉えておく方が良いです。
例えば、トイレの給水管がサビなどによって厚みが薄くなっている場合、これは経年劣化によって起こっていることから漏水テープを使っても他の部分も同様にサビなどで劣化している可能性が高いため、給水管を丸ごと新しくする方が良いです。
一部分を漏水テープで補修しても新たに他の個所から水漏れが起こってしまうと、最終的にはパイプ全体にテープを貼りつけることになりますね。
また、そもそも漏水テープは見た目が悪いので、水漏れを漏水テープだけで対応していくと住宅の劣化をビジュアルとして表現するようなニュアンスとなります。
訪問者が多い住宅の場合だと、目に触れる個所には使いづらいというデメリットもあります。
一般的な漏水テープの使い方
一般的に住宅の水漏れに対して漏水テープを使う場合、修理をするまでの応急処置として使うことが多いです。
給水管や排水管を大々的に修繕する際に日程の調整からしばらくは今の状態で生活しなければならないことがありますが、そんな状況において漏水テープは神アイテムとなります。
こうした状況で漏水テープがないと、水漏れを止めるために止水栓を閉めるという対策を取らなければなりません。
止水栓で対応するのは王道ですが、水を使いたい時に毎回止水栓を開ける必要があるので面倒です。
漏水テープがあると止水栓を触ることなく水を使えるので、修理をするまでにストレスなく生活をしやすくなります。
住宅の水漏れは様々である
住宅の水漏れは漏水テープが使えない状況も多々あります。
キッチンの床下浸水は、その原因の多くが排水管のつまりによる逆流であるため、この場合は高圧洗浄機などから排水管を綺麗にしなければなりません。
また、トイレタンクの場合なら、ボディの亀裂などには効果的ですが、タンク内のフロート弁などのパーツに対しては使えません。
このように考えると、住宅の水漏れは原因を探っていくことが非常に重要であり、その原因を解決するための対策を取る必要があります。
漏水テープは給水管に穴が空いて水漏れするなど、分かりやすいトラブルに対しては効果的ですが、どんな水漏れに対しても効果のある万能アイテムではありません。
一応は何かあった時のために応急処置用として1つ用意しておくと、いざという時に助かるのでオススメです。
しかし、漏水テープでは対応できない水漏れに対しては業者に修理を依頼することが余儀なくされるケースもあるので、万が一に備えて依頼先を確保しておくことも忘れないようにしましょう。
まとめ
最終的に水漏れを業者に依頼する予定なら漏水テープを購入する必要はありません。
何故なら、給水管の水漏れのように大々的な工事で修理する場合、業者が漏水テープでその場を凌いでくれることが多いからです。
逆に業者に修理を依頼しない場合、漏水テープよりも劣化しているパーツを取り換えることが多いため、漏水テープが必ずしも必要というわけではありません。
窓ガラスが割れて応急処置として雨を防ぎたいというように、漏水テープは水漏れを修理するまでの処置として効果なので、用途や効果的な個所を見極めながら適材適所で上手に活用しましょう。